海外駐在妻が副業で稼ぐ1年間のリアルな金額公開
この記事では、海外駐在妻の私が1年間(2023年で)稼いだリアルな金額を公開。
海外駐在妻が副業で稼ぐときの注意点、子育てしながら副業するスケジュールもご紹介していきます。海外駐在妻しながら副業したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
海外駐在妻が1年間(2023年)で稼いだ額公開
まずは結果から。2023年の稼ぎはこのようになりました。
月 | 収益 | できごと |
---|---|---|
1月 | ¥23,000 | 2週間ホリデー&子どもダウン |
2月 | ¥50,000 | |
3月 | ¥55,000 | |
4月 | ¥19,000 | 子ども、自分ダウン |
5月 |
¥205,000 |
3週間の一時帰国 |
6月 | ¥34,000 | 1週間スクール休み |
7月 | ¥29,200 | |
8月 | ¥20,500 | 子どもダウン、旅行 |
9月 | ¥55,000 | 1週間旅行 |
10月 | ¥50,800 | |
11月 | ¥55,000 | |
12月 | ¥13,200 | 2週間スクールホリデー |
計60万9,700円
「たったこれだけ?」という声が聞こえてきそうですが、私としては「よく頑張った!」という甘々自己評価です。2年で120万円、3年で180万円貯められます。
収益が月によって大きく異なるのは、海外駐在生活は旅行が多い、スクールの休みが長い、駐在妻の集まり(ランチ会)があるなどの理由です。
例えば12月は15日以降お休みのため、稼働できるのは平日の10日間のみでした。ランチ会、美容室、ネイルサロンなどの予定があり、稼働日は実質6日間ほど。
5月の20万円の稼ぎは海外で買い付けをした化粧品とキャラクターおもちゃの転売です。WEB関連の仕事は全くせずに20万はすごいですよね!
しっかりリサーチをすれば、海外品の転売は海外駐在妻にとって大きな収益になるのでおすすめです。
海外駐在妻が副業で稼ぐメリット
なぜ年収60万ごときで嬉しいのか。
それは、自分都合ではなく夫の都合で、社会からスパッと切り離された海外駐在妻にとって、ほんの少しでも社会活動できると心が満たされるからです。
たとえ小さな額でも、海外駐在妻が頑張って仕事をする必要は大いにあると思います。
海外駐在妻が副業で稼ぐメリット
①キャリアになる
②毎日にメリハリがつく
③気兼ねなくお金を使える
④お金が増える
①キャリアになる
副業であっても、専門的な分野をつきつめれば「キャリア」になります。
海外駐在妻になると強制的にキャリアがストップしてしまいます。1年ならまだ良いですが、3年、4年と無職の期間があると再就職は非常に難しくなります。
休職中であれば安心ですが、それでも数年間社会から離れてしまった頭で仕事に戻るのはきっと大変です。会社とっても、言葉を選ばずに言えば、「数年間何もしていなかった人」です。
スーパーで働いて稼ぐのと、WEBライターで稼ぐのとでは額が同じであっても質が違います。海外駐在妻である数年間、「なにもしていない人」という職歴になるか「〇〇の専門」と言えるようになるかで未来は大きく変わってくると思います。
②毎日にメリハリがつく
海外駐在妻が副業を始めると、なんとなく過ぎていく日々にメリハリがつきます。
海外駐在妻の生活は、ダラダラが好きな人、趣味がある人にとっては天国です。
一方で、私のような暇が苦手で、家を整えることや趣味に喜びを見いだせないタイプにとってははっきり言って地獄です。やることと言えば、ドラマを見る、ショッピング、ランチ、習い事くらい。どれも楽しいですが、充実感も達成感もありません。
副業を始めると、提出すべき締切があります。それを守るために時間を管理し、TODOをこなしていきます。
金曜日になれば、「今週もがんばったな自分」と美味しくビールが飲めます。
③気兼ねなくお金を使える
年間60万円稼ぐと、一時帰国したときにパッーとお金を使えます。それって、海外駐在妻にとっては素晴らしいことなんです。
一般的に、海外駐在妻は夫のお金で生きています。それが楽という方もいますが、私にとっては窮屈です。
自分で稼いでお金を使うことで、かなり気持ちが楽になります。
④お金が増える
海外駐在妻が少しの稼ぎでも副業をするメリットは、単純にお金が増えるからという面もあります。年間60万円でも、4年間の駐在なら240万円貯まります。
駐在生活中は夫の財布で暮らしているので、もしそれを全部貯蓄しておけば、帰国したら日本の口座に240万円増えていることになります。すっごく嬉しくないですか?
例えば200万円を投資(投資信託)に回せば、30年後には1,000万円超えです。(利回り5%でみらい電卓で計算しています)
海外駐在妻の副業は48万円まで!?
海外駐在妻は一般的に「働いてはだめ」と言われます。大きな理由の一つが、扶養にはいっているからです。
会社の規定には「妻は働いてはいけない」と明記されていません。資料の内容は昭和から何も変わっていないようで、専業主婦前提になっています。
扶養内と聞くと、「103万円の壁」が有名ですね。年間103万以上稼ぐと所得税の支払い義務が発生します。税法上は、年間48万円以上稼ぐと配偶者控除が受けられなくなります。また、フリーランスの場合でも、1年間の所得が48万円以上になれば確定申告の必要が出てきます。
つまり、 海外駐在妻が安心して(?)稼げるボーダーラインは48万円かなと思います。
だいぶ少ないですが、海外駐在妻の自尊心を保つため、暇つぶし、スキル向上を考れば、それでも稼ぐ意味があると思います。
ここであれ?と思った方、いるのではないでしょうか。そう、私は2023年は60万円稼いでしまっています。
が、海外で買い付けた化粧品の転売先(15万円くらい)は主に知人。所得として税務署から突っ込まれることはゼロに近いです。
他にも、友人のネットショップ運営のお手伝い費用は現金でいただいています。これも所得としてバレることはないでしょう。
「夫の会社にバレたら怖い」と思って副業を諦めている海外駐在妻の方は、48万円を上限にまずは稼いでみてはいかがでしょうか。
副業で稼ぐ海外駐在妻のスケジュール
最後に、副業で稼ぐ海外駐在妻の1日のスケジュールをご紹介します。
私は息子2人がプリスクールに通っていて、送りが8時、お迎えは15時です。子ども帰宅後は仕事はしていません。夕飯が17:00くらいと早いので、お迎え前に準備することが多いです。
パターン①しっかり働く日
8:00 スクール着
8:30〜10:30 2時間カフェで仕事
10:30 買い物
11:00 帰宅、家事、リラックス、軽く運動など
12:00 家でランチ
13:00〜14:00 1時間仕事
14:00 夕飯作り
15:00 お迎え
計3時間仕事していますが、実際にはコーヒーを飲んだり、スマホいじったりも。笑
2日で5時間くらい稼働して5,000円の記事を1本仕上げているペース。時給1,000円ですね。
パターン②ランチがある日
8:00 スクール着
8:30 家事、趣味
9:30〜10:30 1時間仕事
10:30 家事、準備、移動
12:00〜14:40 お友達とランチ
15:00 お迎え
ランチがある日は、1時間パソコンを開けば良い方です。笑 準備だったりであっという間に出発の時間。車移動なので、ランチするレストランまでの10〜20分かかります。
【まとめ】海外駐在妻が1年間で稼いだ額
・海外駐在妻の副業収益は約60万円
・額は小さくてもそれ以上の価値がある
・税法を気にするなら年間48万円まで
・ゆるいスケジュールでも副業できる
「海外駐在妻生活が暇で辛い」
「お小遣いくらいは自分で稼ぎたい」
そんな私のような海外駐在妻の方は、ぜひ副業を始めてみてください。
私は10年前に海外駐在妻をしながら副業を始めて、うっかりコンスタントに月収30万円稼げるようになってしまい(税法上は思いっきりアウトです)、帰国後フリーランスなりました。
子どもが生まれてからは、稼ぐことに貪欲ではなくなってしまったのですが、今回の駐在妻生活中も副業があるおかげで毎日充実して暮らせています。もし、やるべき仕事がゼロだったら、毎日やることがなく、自分に自信が持てず、将来が不安になっていたことでしょう。
ただ、専業主婦が副業で稼ぐのは簡単ではありません。私もいきなり月収30万円を叶えたわけではありません。過去には頑張っても報われない時期がありました。時間のある駐在妻生活だからこそ、副業を始める価値大ありです!
今後も海外駐在妻×仕事について発信してきます。ぜひまたブログに遊びにきてください。