海外駐在妻が副業で稼ぐ1年間のリアルな金額公開
この記事では、海外駐在妻の私が1年間(2023年で)稼いだリアルな金額を公開。
海外駐在妻が副業で稼ぐときの注意点、子育てしながら副業するスケジュールもご紹介していきます。海外駐在妻しながら副業したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
海外駐在妻が1年間(2023年)で稼いだ額公開
まずは結果から。2023年の稼ぎはこのようになりました。
月 | 収益 | できごと |
---|---|---|
1月 | ¥23,000 | 2週間ホリデー&子どもダウン |
2月 | ¥50,000 | |
3月 | ¥55,000 | |
4月 | ¥19,000 | 子ども、自分ダウン |
5月 |
¥205,000 |
3週間の一時帰国 |
6月 | ¥34,000 | 1週間スクール休み |
7月 | ¥29,200 | |
8月 | ¥20,500 | 子どもダウン、旅行 |
9月 | ¥55,000 | 1週間旅行 |
10月 | ¥50,800 | |
11月 | ¥55,000 | |
12月 | ¥13,200 | 2週間スクールホリデー |
計60万9,700円
「たったこれだけ?」という声が聞こえてきそうですが、私としては「よく頑張った!」という甘々自己評価です。2年で120万円、3年で180万円貯められます。
収益が月によって大きく異なるのは、海外駐在生活は旅行が多い、スクールの休みが長い、駐在妻の集まり(ランチ会)があるなどの理由です。
例えば12月は15日以降お休みのため、稼働できるのは平日の10日間のみでした。ランチ会、美容室、ネイルサロンなどの予定があり、稼働日は実質6日間ほど。
5月の20万円の稼ぎは海外で買い付けをした化粧品とキャラクターおもちゃの転売です。WEB関連の仕事は全くせずに20万はすごいですよね!
しっかりリサーチをすれば、海外品の転売は海外駐在妻にとって大きな収益になるのでおすすめです。
海外駐在妻が副業で稼ぐメリット
なぜ年収60万ごときで嬉しいのか。
それは、自分都合ではなく夫の都合で、社会からスパッと切り離された海外駐在妻にとって、ほんの少しでも社会活動できると心が満たされるからです。
たとえ小さな額でも、海外駐在妻が頑張って仕事をする必要は大いにあると思います。
海外駐在妻が副業で稼ぐメリット
①キャリアになる
②毎日にメリハリがつく
③気兼ねなくお金を使える
④お金が増える
①キャリアになる
副業であっても、専門的な分野をつきつめれば「キャリア」になります。
海外駐在妻になると強制的にキャリアがストップしてしまいます。1年ならまだ良いですが、3年、4年と無職の期間があると再就職は非常に難しくなります。
休職中であれば安心ですが、それでも数年間社会から離れてしまった頭で仕事に戻るのはきっと大変です。会社とっても、言葉を選ばずに言えば、「数年間何もしていなかった人」です。
スーパーで働いて稼ぐのと、WEBライターで稼ぐのとでは額が同じであっても質が違います。海外駐在妻である数年間、「なにもしていない人」という職歴になるか「〇〇の専門」と言えるようになるかで未来は大きく変わってくると思います。
②毎日にメリハリがつく
海外駐在妻が副業を始めると、なんとなく過ぎていく日々にメリハリがつきます。
海外駐在妻の生活は、ダラダラが好きな人、趣味がある人にとっては天国です。
一方で、私のような暇が苦手で、家を整えることや趣味に喜びを見いだせないタイプにとってははっきり言って地獄です。やることと言えば、ドラマを見る、ショッピング、ランチ、習い事くらい。どれも楽しいですが、充実感も達成感もありません。
副業を始めると、提出すべき締切があります。それを守るために時間を管理し、TODOをこなしていきます。
金曜日になれば、「今週もがんばったな自分」と美味しくビールが飲めます。
③気兼ねなくお金を使える
年間60万円稼ぐと、一時帰国したときにパッーとお金を使えます。それって、海外駐在妻にとっては素晴らしいことなんです。
一般的に、海外駐在妻は夫のお金で生きています。それが楽という方もいますが、私にとっては窮屈です。
自分で稼いでお金を使うことで、かなり気持ちが楽になります。
④お金が増える
海外駐在妻が少しの稼ぎでも副業をするメリットは、単純にお金が増えるからという面もあります。年間60万円でも、4年間の駐在なら240万円貯まります。
駐在生活中は夫の財布で暮らしているので、もしそれを全部貯蓄しておけば、帰国したら日本の口座に240万円増えていることになります。すっごく嬉しくないですか?
例えば200万円を投資(投資信託)に回せば、30年後には1,000万円超えです。(利回り5%でみらい電卓で計算しています)
海外駐在妻の副業は48万円まで!?
海外駐在妻は一般的に「働いてはだめ」と言われます。大きな理由の一つが、扶養にはいっているからです。
会社の規定には「妻は働いてはいけない」と明記されていません。資料の内容は昭和から何も変わっていないようで、専業主婦前提になっています。
扶養内と聞くと、「103万円の壁」が有名ですね。年間103万以上稼ぐと所得税の支払い義務が発生します。税法上は、年間48万円以上稼ぐと配偶者控除が受けられなくなります。また、フリーランスの場合でも、1年間の所得が48万円以上になれば確定申告の必要が出てきます。
つまり、 海外駐在妻が安心して(?)稼げるボーダーラインは48万円かなと思います。
だいぶ少ないですが、海外駐在妻の自尊心を保つため、暇つぶし、スキル向上を考れば、それでも稼ぐ意味があると思います。
ここであれ?と思った方、いるのではないでしょうか。そう、私は2023年は60万円稼いでしまっています。
が、海外で買い付けた化粧品の転売先(15万円くらい)は主に知人。所得として税務署から突っ込まれることはゼロに近いです。
他にも、友人のネットショップ運営のお手伝い費用は現金でいただいています。これも所得としてバレることはないでしょう。
「夫の会社にバレたら怖い」と思って副業を諦めている海外駐在妻の方は、48万円を上限にまずは稼いでみてはいかがでしょうか。
副業で稼ぐ海外駐在妻のスケジュール
最後に、副業で稼ぐ海外駐在妻の1日のスケジュールをご紹介します。
私は息子2人がプリスクールに通っていて、送りが8時、お迎えは15時です。子ども帰宅後は仕事はしていません。夕飯が17:00くらいと早いので、お迎え前に準備することが多いです。
パターン①しっかり働く日
8:00 スクール着
8:30〜10:30 2時間カフェで仕事
10:30 買い物
11:00 帰宅、家事、リラックス、軽く運動など
12:00 家でランチ
13:00〜14:00 1時間仕事
14:00 夕飯作り
15:00 お迎え
計3時間仕事していますが、実際にはコーヒーを飲んだり、スマホいじったりも。笑
2日で5時間くらい稼働して5,000円の記事を1本仕上げているペース。時給1,000円ですね。
パターン②ランチがある日
8:00 スクール着
8:30 家事、趣味
9:30〜10:30 1時間仕事
10:30 家事、準備、移動
12:00〜14:40 お友達とランチ
15:00 お迎え
ランチがある日は、1時間パソコンを開けば良い方です。笑 準備だったりであっという間に出発の時間。車移動なので、ランチするレストランまでの10〜20分かかります。
【まとめ】海外駐在妻が1年間で稼いだ額
・海外駐在妻の副業収益は約60万円
・額は小さくてもそれ以上の価値がある
・税法を気にするなら年間48万円まで
・ゆるいスケジュールでも副業できる
「海外駐在妻生活が暇で辛い」
「お小遣いくらいは自分で稼ぎたい」
そんな私のような海外駐在妻の方は、ぜひ副業を始めてみてください。
私は10年前に海外駐在妻をしながら副業を始めて、うっかりコンスタントに月収30万円稼げるようになってしまい(税法上は思いっきりアウトです)、帰国後フリーランスなりました。
子どもが生まれてからは、稼ぐことに貪欲ではなくなってしまったのですが、今回の駐在妻生活中も副業があるおかげで毎日充実して暮らせています。もし、やるべき仕事がゼロだったら、毎日やることがなく、自分に自信が持てず、将来が不安になっていたことでしょう。
ただ、専業主婦が副業で稼ぐのは簡単ではありません。私もいきなり月収30万円を叶えたわけではありません。過去には頑張っても報われない時期がありました。時間のある駐在妻生活だからこそ、副業を始める価値大ありです!
今後も海外駐在妻×仕事について発信してきます。ぜひまたブログに遊びにきてください。
「海外駐在員はエリートで出世コース」は嘘だ
海外駐在員に選ばれた人はエリートである、出世コースであるというイメージがあると思います。実際はどうなのでしょうか。
本記事では、2回の海外赴任を経験している筆者が、海外駐在員はエリートなのか出世コースなのかどうか解説していきます。海外赴任を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 海外駐在員はエリート?出世コース?
- 海外駐在員で出世する人、しない人
- 海外駐在員における出世コース 〜ケース①〜
- 海外駐在員における出世コース 〜ケース②〜
- まとめ「海外駐在員はエリートで出世コースなのか」
海外駐在員はエリート?出世コース?
結論から言うと、海外駐在員はエリートだと言えます。しかし、出世コースとは限りません。どういうことなのか詳しく解説していきます。
・海外駐在員はエリートである
まず日本語のエリートは、フランス語:élite、英語ではeliteから来ています。意味は、選ばれた者、社会や集団の中で優秀とされる人間のことです。
海外駐在員は企業から「この国で数年間働いてこい」と重大な仕事を任された人です。つまり、エリートだと言って良さそうですね。海外駐在員に選ばれたら「自分はエリートだ!」とぜひ自信を持ってください。
・海外駐在員は出世コースとは限らない
しかし、海外駐在員が出世コースがどうかというと、一概には言えません。「海外駐在から帰ったら役職が用意されている」なんていうのは、昔の話です。今60代の上司から話を聞くと、本当にあったようですね。
しかし今は、海外駐在を経験しても40代、50代で役職のない人もたくさんいます。私も20代で初めて海外駐在員に選ばれたときには「出世コースだ!」と興奮しましたが、現実は甘くありません。
海外赴任に選ばれる=エリートですが、出世が約束されたわけではないことは覚えておきましょう。総合商社であってもメーカーであってもそれは同じです。
海外駐在員の間は手当などで一時的に年収・給与が上がりますが、その後出世できるかどうかは実力次第だと言えます。
海外駐在員で出世する人、しない人
海外駐在で出世する人と出世しない人は、実力の他にも以下によって変わってきます。
①勤めている企業
②海外駐在員になる年齢
③赴任する国
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①勤めている企業
まず世界中に拠点のあるグローバルな企業では、海外駐在員は出世コースの王道です。将来的に、それぞれの国の経営を任せる人材を育てないといけないからです。
一方、海外事業にあまり力を入れていない、海外での売上が少ない会社の場合は、必ずしも海外赴任が出世コースというわけではありません。
初めてその国に駐在員をおくという企業の場合は、出世するかどうかはあなたの実力次第です。数名の海外駐在員が来て撤退していった企業も見てきました。
反対に、あなたの力で駐在国で事業が拡大したなら、間違いなく出世できるでしょう。
②海外駐在員になる年齢
若手〜中堅の期間に海外赴任に選ばれたら、期待をされていると思って良いでしょう。将来的に企業の利益に繋がる人材だと人事部は考えています。経営層や幹部層を見ても、決まって若い頃に海外駐在を経験していますね。
反対に30代になってもなかなか海外駐在員に選ばれない場合は、上司もしくは人事部の中で何か引っかかる点があるのかもしれません。
出世コースを目指すなら、積極的に海外に出たい意思を示し、交渉力や英語力などの実力もどんどんアピールしていきましょう。
③赴任する国
赴任する国によっても、出世のしやすさが変わってくると考えられます。
世界中に拠点のあるグローバル企業の場合は、赴任国が企業にとって重要な国かどうかが指標です。大きな利益が見込める国を、頼りない社員に任せるわけがありません。
将来的に幹部になってほしい人材には、あえて日本人駐在員の少ない国で新規開拓をやらせたりすることもあるでしょう。事業規模の小さな国のほうが、20代・30代で経営層として仕事を任せやすいというのもあります。
ただし、企業から「重要な国だから」と言われることはありません。海外駐在員に選ばれたら、なんとなく「今うちの会社はアフリカに力を入れているから、アフリカ駐在は期待されているのかな」と予想することしかできません。
企業にとって重要な国で結果を残せれば、出世する確率は高まります。
海外駐在員における出世コース 〜ケース①〜
海外駐在員における出世コースとはどのようなものなのでしょう。
王道の出世コースは、20代〜35歳くらいまでに海外赴任を経験し、本帰国後35〜45歳くらいまでに課長職。そして、再び他の国に海外赴任するか、そのまま国内で働き部長、本部長へと昇進。
従来は、海外駐在員が出世コースを目指すなら、同じルートを歩んできた元海外駐在員の上司の背中を追うのが一番てっとり早い方法でした。上司に気に入られるように生き、その上司が昇進すれば将来が約束されたようなものでした。
海外駐在員になって帰ってくれば誰でも役職につけるという企業もあったと思います。実際に50代、60代の上司の中には「それだけで出世したな」と感じる人もいます。
しかし、これからの時代は違うと思います。企業は年功序列組織から実力主義組織に変革を目指しています。そうでないと、勝ち残っていけないからです。
「海外駐在員を経験し40代になったから役職がつく」もしくは「信頼関係を築いた上司が出世したから引き上げてもらえる」ということはなくなっていきます。
では、海外駐在員に選ばれ出世コースに乗るのはどうしたら良いのか。
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答えは、海外駐在員に選ばれたことで満足して終わるのではなく、ここから実力を試されるのだと思って仕事に全力を注ぐこと。
実力主義組織に変革を遂げようとしている企業で出世するのは、それしかありません。
接待をして評価される海外駐在員の時代は終わりました。海外駐在員になったからと緩い生活を満喫していると、帰国後苦しい事態が待っています。
海外駐在員における出世コース 〜ケース②〜
海外駐在をして本帰国のタイミングで、転職する方、退職し起業をする方も多くいます。
海外駐在直後は転職のチャンスです。市場価値が高まっています。現地で経営ポジションを経験したなら尚更です。
年収・給与アップを狙うなら転職も視野にいれるのがおすすめです。同じ業界内で転職に成功し、年収が300万円もアップした知人もいます。
海外経験があると、転職活動では強みになります。自分の市場価値を試すために転職サイトに登録してみるのも良いでしょう。
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また、退職し起業を志す方もいます。駐在国で経営のノウハウが身につけば、起業のハードルも下がります。
私の知人は海外生活を送ったことで、会社員としての生き方に疑問を持ったそうです。彼は家族との時間をより取れるように自営業の道を選びました。
海外駐在員が出世するには、転職や起業という選択肢もあります。数年海外で働き本帰国が決まったときには、社内で出世を目指すから、新たな世界にチャンレジしてみるか考えてみるチャンスです。
まとめ「海外駐在員はエリートで出世コースなのか」
海外駐在員はエリートで出世コースだと言われていますね。
確かに海外駐在員は選ばれし者(=エリート)だと思います。企業から期待されていることは間違いありません。胸を張って良いでしょう。
しかし、海外駐在員に選ばれたから出世するというわけではありません。海外駐在員→帰国後の役職がつくというのは、一昔前の話。今後はどの企業もますます実力主義になっていきます。
反対に、海外赴任中の仕事ぶりや成果が評価されると、間違いなく出世コースに乗れます。そのためには表面上ではない努力が必要だと思います。
海外駐在員を目指す方、海外赴任が決まった方はぜひ参考にしてみてください。
【最新】犯罪増加と日本人被害−南アフリカの危険性
私たちが住んでいる南アフリカは、世界最恐と言われるほど治安が悪い国です。どのくらい悪いかというと、「日本人が昼間に道を歩いていたらボコボコにされ所持品全部奪われた」という事件が、2024年1月に3件も報告されているほど。
在南アフリカ共和国日本国大使館の発表によると、2023 年度第2四半期(2023.7~2023.9)の犯罪発生件数は前年同時期と比べてさらに増加。殺人未遂、強盗等の凶悪な犯罪が増えているそうです。
本記事では、最近起きた南アフリカの犯罪、日本人被害について解説。現地で暮らす筆者が安全対策についてもご紹介します。
南アフリカは危険!多数の日本人被害
南アフリカ・ヨハネスブルグは世界的に見ても治安が悪い地域です。外務省からは危険情報が出ています。
【危険度レベル2:不要不急の渡航は止めて下さい。】
ヨハネスブルグ市、ツワネ市(旧プレトリア)及びダーバン市の各CBD(CENTRAL BUSINESS DISTRICT)およびその周辺
【危険度レベル1:十分注意してください】
ケープタウン、上記及びを除くその他全土
在南アフリカ共和国日本国大使館のHPにある、ここ数ヶ月の日本人被害をまとめてみました。
2023年11月
【強盗】午後7時頃、運転手と共に高速道路を走行中、サイレンを鳴らした車から停車を求められた。偽警察に男3名に手首を結束バンドで拘束され車内に拉致。連れ回されたあと見知らぬ場所で降ろされ、クレジットカードの暗証番号を教えるよう強要。所持品すべて強奪。(高速道路N3)
【強盗未遂】午前7時頃、車で出勤中の信号待ちで、窓越しに銃口をつきつけられた。(ヨハネスブルグ・サントン地区)
2023年12月
【強盗】午後8時、田舎街を徒歩で移動中に、2人組に後ろから首を絞められ地面におさえつけられ所持品を奪われた。抵抗した際にナイフで切りつけられ軽傷。(ムプラマンガ州ネルスプロイト市)
【強盗】午前11時頃、モールの銀行の外ATM付近で銀行職員を装った男に声をかけられる。操作を指示された結果、カードを奪われた。すぐに停止させたがR20,000(約16万円)が不正利用された。(プレトリア)
【強盗】午後7時頃、ORタンボ国際空港から帰宅する途中、高速下にて偽の警察官に停車を求められ車内を物色された。現金を不当な理由で没収しようとしたが反論。結果的に現金計1万5000円程度を盗られていた。(R24道路からN12高速道路)
【強盗】日本人旅行者が徒歩で移動中、背後から首を絞められ、気を失っている間に所持品強奪。(ヨハネスブルグCBD)
2024年1月
【強盗】午後2時頃、日本人旅行者が徒歩で移動中、3〜4組に背後から首を締められ、意識を失っている間に所持品強奪。(ヨハネスブルグCBD)
【強盗】午前11時頃、日本人旅行者が歩いていたら、4人組に所持品強奪。(ツワネ市)
【強盗】午後4時頃、日本人がホテルに徒歩で移動中、ナイフを持った男2人組に前後から挟まれ所持品強奪。(ダーバンCBD)
【強盗】午後1時頃、配車サービスBoltを利用中、開いていた車窓から手を入れられかばん強奪。(プレトリア)
2024年2月
【強盗未遂】午後2時頃、家族5人で旅行中の日本人がファーストフード店のセルフレジを使っていたところ不審な男に指示され、カードを取られた。大声をあげたところ取り返せた(ヨハネスブルグ南部)
【強盗】正午頃、日本人がフィールドでスポーツ試合中、車が盗まれた。(ヨハネスブルグ)
車に拉致された、首を締められ意識を失った、銃をつきつけられた・・・など想像するだけで恐ろしいですね。
これらの事件の犯罪者は、貧困層の黒人です。体格が弱々しく、高価なもの(スマホ!)を持っているであろうアジア人は高確率でターゲットにされます。
ここでご紹介したのは、日本人が巻き込まれた事件のほんの一部です。中には大使館に報告されていない事案も多数あります。
さらに、日本人という括りをなくせば南アフリカの事件の数は数十倍に増えます。
南アフリカで犯罪増加中!警察による詐欺事件
南アフリカでは、偽警察による詐欺事件も増えているようです。大使館からもこのような注意喚起の連絡がありました。
<スクール・ガール詐欺>
男性運転手をターゲットにした詐欺事件。
10代の女子学生が近寄り、「携帯が使えないから貸してほしい」など近寄り、助手席に座ってくる。女子学生が「誘拐!襲われる!」などと叫び、偽警察がR3000(2万4000円程度)で示談するから支払えなどと脅迫する。
日本の痴漢冤罪に、やや似た手口です。違うのは偽警察という点。日本だったら「警察官がその場でお金を要求して開放してくれるなんてありえない」と感じますが、南アフリカでは本物の警察でもやりかねません。
日本人にとって2万4000円は絶妙な金額ですね。これで誤解が解けるならと支払ってしまう日本人は多そうです。
<レイプ冤罪詐欺>
南アフリカ在住の日本人が体験した事件。警察を名乗る電話があり「レイプ容疑をかけられている、逮捕されたくなければR50000を口座に振り込め」といった内容。名前を把握していたそうです。
日本だったら、「口座に振り込めば逮捕無し」なんて信じられませんが、これも南アフリカならやや信じてしまいそうです。電話での詐欺だったので、着信拒否のみで事件は終わったそう。
この件で怖いなと思ったのは、名前を把握していた点。大使館からの連絡には、FreeWifiに気をつけてとありましたが、現地の従業員、メイドさんが漏らしている可能性も十分にあると思います。信じたいけれど、お金に困っている彼らは何をするかわかりません。
南アフリカでは本物の警察も危険!
南アフリカでは驚くことに、本物の警察も味方ではありません。実際に、交通警察にいちゃもんをつけられてお金をせびられたことが何度もあります。「開放してくれないので払った」という日本人駐在員も少なくありません。
大使館からも、「警察官から、過去に未払いの交通違反があると支払いを要求された事案が発生した」という旨の連絡が来ています。
南アフリカ・ヨハネスブルグで暮らしていると、このようなことは日常茶飯事です。警察だから助けてくれるなんてことはありません。
理由は、警察官であってもお金に困っているからです。
Indeedによると南アフリカ・ハウテン州の警察の平均月給はR 15,788(約12万6,000円)とのこと。(交番勤務など)
非常に低く感じますが、それでも国の平均より12%上回るそうです。
(※Indeedは日本でも求人サイトとして有名ですが元はアメリカのもの)
How much do Gauteng police earn? Average South African Police Service Police Officer monthly pay in Gauteng is approximately R 15 788, which is 12% above the national average.
南アフリカでは、警察官であってもお金を稼いで自分たちの生活を守ることに必死なのです。彼らは恐喝までいかない範囲で、ちょこちょこお小遣いを稼いでいます。
南アフリカで安全に過ごすには?
南アフリカはイメージ通り、治安が悪い国だということはおわかりいただけたかと思います。
私たち海外駐在員は安全に暮らすために、治安の悪いCBD地区には行かず、安全だと言われる地域であっても道をほぼ歩きません。車を運転中には、どんなに暑くても窓を閉めています。
↓他にもたくさん気をつけていることがあります。
冒頭に紹介した事件のいくつかは、旅行者が被害に遭ったものです。外務省からは南アフリカへの渡航を止めるよう注意喚起がされているのに、日本人旅行者が度々強盗に遭っているニュースが飛び込んでくると、本当に驚きます。
正直、スマホで「世界最恐の国に来た!」とSNS撮影でもしてたんでは?と思ってしまいます。1台奪えば数ヶ月暮らせるお金になるスマホを見せびらかすなんて、命知らずです。
もし南アフリカへの旅を検討していて、この記事にたどり着いたのであれば、危ない地域は避け、短い距離であっても徒歩では移動しないことおすすめします。
お金がないアピールで汚い服を着るなどの安全対策をしても全く意味がありません。なぜなら南アフリカではアジア人というだけで、非常に目立つからです。そしてチョロい存在です。
危ない地域では、襲われたときに警報ブザーを鳴らしても正直誰も助けてくれません。
南アフリカで安全に過ごすには、とにかく危ない地域に行かないことです。海外駐在員の多い安全な地域にいても、事件に巻き込まれるのですから。
南アフリカの犯罪増加と日本人被害についてまとめてみましたが、南アフリカ自体はとても素晴らしい国です!(この記事ではイメージ最悪ですね・・・)もし南アフリカの魅力に触れたいのならば、安全に120%配慮して旅をしてみてください。
【2024年版】南アフリカ駐在妻のメイド事情
「海外駐在妻になると、メイドが雇えて、家事は何もしなくて良い!天国!」という話を聞いたことはありませんか?
日本ではお手伝いさん(メイド、ハウスキーパー、ナニー)はあまり一般的ではないですが、一部の海外では当たり前のように利用されています。
私が住む南アフリカもイギリスの植民地だったため、メイド文化が根づいています。今回は、南アフリカのお手伝いさん(メイド、ハウスキーパー、ナニー)事情をご紹介します。
南アフリカ駐在員のメイドさん事情
南アフリカででは、一定階級以上の家庭はメイドを雇うというのがごく普通です。失業率40%の南アフリカでは、雇用を増やす意味もあります。
ただし、日本人駐在員が全員メイドさんを雇っているわけではありません。お手伝いさんを雇っている人は、このような割合かなと思います。
・単身者(男性):100%
・子どもがいる家庭:90%
・夫婦2人暮らし:70%
単身の海外駐在員にとっては、メイドさんはなくてはならない存在です。働いている間に、掃除、洗濯、洗い物、アイロンがけなどとこなしてくれるので生活が整います。そうでなければ、荒れ放題・・・という方も多いことでしょう。
我が家のように子どもがいる家庭にとっても、メイドさんはありがたい存在です。散らかり放題の我が家も、週に1回はすっきり片付きます。
メイドさんとの関わり方は、人それぞれです。例えば・・・
・おしゃべりをして英会話練習をしている
・南アフリカ料理を作ってもらった
・子どもと遊んでもらい、子どもも懐いているなど
など。
私の場合は、メイドさんとほぼ会話をしません。細かい掃除の指導もしません。私にとっては、その方が気軽だからです。
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南アフリカでメイドさんを雇うメリット・デメリット
南アフリカでメイドさんを雇うメリットは、家事が楽になり、自分の時間が増やせることです。
南アフリカ・ヨハネスブルグでは治安の関係もあり、日本人駐在員は「東京だったら億ションだろうね」というような豪華なアパートメントに住むことができます。当然、部屋も日本よりずっと広いです。トイレが2つ、バスルームが2つといった作りも当たり前なので、一人で掃除をすると時間と労力がかかります。
週に1回でもメイドさんが水回りを綺麗にしてくれて、シャツにアイロンをかけてくれると、とても助かります。
反対に、南アフリカでメイドさんを雇うデメリットは、お金がかかること。そして家族以外の人が家に入ってくるというストレスがあることです。
メイドさんを解雇した駐在妻友達に話を聞くと「気を遣うのが嫌になった」「自分でやった方が気が楽」とのことでした。確かに、同じ空間に知らない誰かがいるとくつろげないものです。
私もメイドさんと同じ空間にいるのはちょっとストレスなので、週1回で十分。(一軒家の方なら、顔を合わせないので良いかも!)他の日には自分でちゃちゃっと掃除をしています。
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南アフリカのメイドさんの種類と金額
家事や育児を助けてくれるメイドさんにはこんな種類があります。
①Caretaker/maid
週に数回、もしくは住み込みで働く家事をするメイドさんのこと。洗濯、掃除、食器洗い、整頓などが主なお仕事です。中には料理をしてくれる方も。
我が家の場合はアパートメントの一室なので週に1回、4〜5時間程度お願いしています。掃除がメイン。1回R300(2400円程度)なので、時給500円くらいです。
この給与はあくまでも我が家の場合。部屋の広さや仕事内容などによって異なります。相場を適応したり、紹介者と同じ額にしたり、アパートメントのオーナーが決めたりとさまざまです。
こんな暗黙のルールもあります。
・休暇などでお願いしないときも給与を払う
・給与は毎年上げる
・辞めるときは退職金(数カ月分)を支払う
メイドさんも家族がいます。また、南アフリカの貧困層のほとんどがその日暮らしなので休みだからお金を貰えないとなると生活が苦しくなります。そのため、他の国でもそうだと思いますが、メイドさんがこちらの事情で休みの場合は給与を支払うのが暗黙のルールです。
一軒家のお友達は、住み込みのケースが多いです。離れにメイドさん部屋がある作りの家も珍しくありません。その場合は、光熱費や水道代などは家主の負担になります。食事も与える場合があり、1週間に食パンを1斤という話もあれば、毎日残り物をあげている、メイドさん用に作っているという話もあります。
住み込みのメイドさんの場合、子どもとお留守番したり、遊んだりもしています。家族との距離が近い印象ですね。
②nanny
ナニーさんは母親に代わって子育てをする人のことです。黒人の40代以上の女性が多い印象です。白人の方は見たことがありません。
南アフリカでは住み込みのナニーさんを雇っている家庭も多いですが、日本人駐在員はほとんど雇っていません。雇っているケースでも、週に数回依頼するなどベビーシッターサービスとしてです。
南アフリカの富裕層に雇われているナニーさんは、母親以上に子育てをしています!息子の友だちは、送り迎え、放課後遊びはもちろん、週末のPlayDate(一緒に遊びにいくこと)もナニーさんが担当でした。会話も、もはや親子のよう。
南アフリカの富裕層は、旅行先にもナニーさんを同行させます。大人は大人で楽しむことに全力。日本の芸能人がやったら批判されそうですが、私は「それも素敵だな」と思います。
③au pair
オウパーは乳幼児より大きな子を対象に、スクールの送り迎え、宿題の手伝い、外遊び、時には食事の準備をするのが仕事。20代の若い黒人・もしくは白人女性が担っていて、ナニーさんよりバイトっぽい印象です。
息子の幼稚園にも可愛い若い子が車でお迎えにきています。車を持っているのが条件になることが多く、ナニーさんより富裕層が多いです。
日本人駐在員でオウパーを雇っている人は、知り合いにはいません。
④Teacher/tutor
スクールの先生も、プライベートでシッターをしてくれます。息子たちが通うスクールでも、数人の先生がシッターサービスを提供してくれています。
先生という職業なので、子供を預けるのもいくらか安心です。友達家族は、夫婦でディナーに行きたいからと週末夜に依頼していました。素敵!日本人だとなかなか踏み出せないところですね。
人によりますが、相場は1時間R100〜200(800〜1600円ほど)です。日本のシッター制度に比べるとかなりリーズナブルですね。
スクールのサービスではないので、アナウンスはありません。先生とある程度仲良くなったり、ママ友から聞いたりしてこの先生はシッターもやっているという情報をゲットします。
私も半年ほど経ったときに、「必要なときは言ってもね、土日でも夜でも良いからね」と先生に声をかけられました。
「内緒にしてね!」というわけではないので、先生でも副業がOKということですね。
危険!南アフリカのお手伝いさんによる盗難事件
南アフリカ・ヨハネスブルグは世界一とも言われるくらい犯罪が多い地域です。
中には、メイドさんが盗みを働いたり、メイドさんが泥棒を手引きしたりするケースもあります。
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家から貴重品がなくなったら、真っ先にメイドさんを疑わなくてはなりません。信頼していたメイドさんがまさか・・・となると気持ち的に辛いですが、実際に盗まれた日本人駐在員の方もいます。
忘れてはいけないのは、メイドさんがどんなに身なりをキレイにしていても、私たちとは全く別世界のボロボロで電気すらない家に住んでいるということ。食事だって贅沢はできないはずです。生活がギリギリになり、衝動的に盗みを働いてしまってもおかしくありません・・・。
メイドさんを雇うときは、どんなに感じが良くても信頼しすぎず、貴重品は奥深くに鍵をかけてしまって置くのが鉄則です。
恐ろしいのはメイドさんが泥棒を手引きするケースですね。
住み込みのメイドさんがいる日本人駐在員の方で、夜中に強盗にはいられた方がいますが、メイドさんが手引をした可能性も十分にあると思います。メイドさんが合図を出したり、鍵を開けたりすれば、とてもスムーズに強盗ができるはずです。
旅行中に泥棒に入られる危険もあるので、メイドさんにはスケジュールを明かしてはいけません。1回の休みであればホームパーティをするから、旦那の仕事仲間がその日は家にいるからなど、嘘をつくのが無難。長期休みを告げるときにはどうしてもバレてしまいますが、「友達に貸す予定」などと言っておくのも手です。
大前提として、雇うメイドさんは日本人駐在員家族に長年勤めてきたなど、信頼できる人を選ぶことも大切です。
子どもの遊び場のあるレストランで、「シッターはいらない?」「掃除する人を探していない?」と声をかけられることがありますが、信頼度ゼロなので断りましょう。
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◎まとめ
南アフリカでは家事も育児も外注するのが、日本よりもはるかに安くハードルが低いです。掃除を任せられるだけでも、暮らしの快適度が上がって最高です!
ただし、安全面の問題(泥棒や情報漏洩など)は常に疑ってかからないといけないのが、南アフリカの悲しい現実です。信頼しすぎは禁物ですよ。
また、南アフリカの人はバカンスにもnannyを連れていったり、夫婦のデートのために先生を呼んだりと「親になっても人生楽しむ!」という姿勢が見えて、とても良いなと思います!
ただ、それは貧富の差があるから実現できること。日本にメイド文化がないのは、貧富の差がない証拠ですね。
海外駐在員が本当に嬉しい日本のお土産15選
海外駐在員にわたす日本のお土産って何が良いのでしょう。せっかく買うなら、心から喜んでもらえる、気の利いたお土産をチョイスしたいところですよね。
本記事では、海外駐在員・海外駐在妻歴7年の筆者が、海外駐在員が泣いて喜ぶセンス良いお土産をご紹介します。
海外駐在員が喜ぶ日本のお土産は?
「海外駐在員が喜ぶ日本のお土産」として、以前こちらの海外駐在員の方によるXがバズっていました。
■海外在留邦人が絶対喜ぶ手土産
— マルコ🇮🇹海外駐在 (@marcomarco0126) 2023年3月25日
・一蘭のラーメン
・ジャワカレー
・クックドゥ(麻婆豆腐以外)
・角谷のごま油
・ヒガシマルのうどんスープ
・お茶漬けの素
・味覇
・焼き海苔
・井村屋のぜんざい
・キューピーマヨネーズ
・日本米
・サランラップ
補足あればぜひ!
しかし実はこれ、海外駐在員のいる国や地域、勤めている企業によります。一概に「絶対喜ぶ日本のお土産」とは言えないかもと感じました。
なぜなら一部の国や地域には、充実した日系スーパー(韓国・中国食材店)が存在するからです。例えばアメリカであれば、ミツワマーケット、ニジヤマーケットなどがあり、日本の食材が幅広く手にはいります。(値段は3倍くらいしますが)
また、企業によっては食料や日用品を注文できる制度があります。こちらの値段は正規なので、日本の調味料をまとめ買いしている家庭も多いです。
実際に私たちは海外で暮らしながらも日本の調味料を普段使いし、日本のサランラップを使って暮らしています。
そんな海外駐在員に、「はい、日本のふりかけと焼き海苔。あとマヨネーズです!(ドヤ)」と渡してしまうと、微妙な空気が流れるので要注意です。
実際にサランラップ、カレールー、味噌汁などを出張者の方からいただいたことがありますが、うちにはストックが大量にありました。「(とってもありがたいけれど、普段買えるものを無料で貰ってしまって申し訳ないなぁ)」というのが素直な感想です。
大前提、わざわざ選んでくださったお土産は何でも嬉しいです!
ですが、より喜ばれる日本のお土産を選びたいのであれば、駐在国に日系スーパーはあるのか、食糧送付制度があるのかを把握した上で選ぶと間違いないと思います。
海外駐在員が欲するのは日本の味
海外にいると、“日本の味”がとても恋しくなることがあります。どんなにステーキやクロワッサンが美味しい国でも、舌がどうしてもホッとするあの味を求めてしまうのです。
そんなときに出張者の方が、現地では絶対に手に入らない日本の味をもってきてくださると本当に気分が上がります。
また、海外生活では日本のようにコンビニやスーパーのお惣菜屋に頼ることができません。海外駐在妻であったり、単身赴任になると毎日毎日料理をしなくてはいけません。
UberEatsも多くの国で普及していますが、日本食はどこの国でも高いです。ちょっとした煮物(しかも味付けは海外)でも1000円、ラーメンは1500円〜3000円なんてザラです。
そんなとき、出張者の方が便利で美味しい日本食材を持ってきてくださると大げさではなくQOLが上がります。
「今日はいただいたこれを食べてみようか(わくわく)」とパッケージを開けるのは、ささやかながら幸せな瞬間です。
日本には缶を空けるだけ、温めるだけで美味しい食材がたくさんありますね。これってなかなか海外では無いんです。
海外駐在員がもらって嬉しいお土産リスト
ここからは海外駐在員がもらって本当に嬉しい日本のお土産をご紹介。あくまでの個人の感想ですが、海外駐在員の方へのお土産に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
①久世福商店のご飯のお供
我が家が一番上がる日本のお土産は、瓶詰めのご飯のお供です。例えば久世福商店にはこんな素敵なアイテムがあります。
・七味なめたけ
・大人の牛しぐれ
・大人のつなつなめんたい
・ゴロゴロほぐし焼鯖
想像しただけで海外在住者ならよだれが出てしまうラインナップ。一人でぱぱっとお昼ご飯を食べる毎日を過ごす海外駐在妻にとっても嬉しい限り。朝ごはん、お弁当にも便利。単身者の方にも喜ばれること請け合いです。
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②真空パックの魚
いわしの醤油煮、さばの味噌煮など、海外だとなかなか手に入らない魚、さらに調理済で温めるだけという便利さで感動したお土産です。
これを持ってきてくれた出張者さんは、元海外駐在員でした。「さすが!海外在住者が欲しているものをわかっているな」と思いました。
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③茅乃舎の出汁
高級感抜群の茅乃舎の出汁は定番のお土産。ほっとする出汁の味は、海外生活をする日本人なら誰もが求めています。出汁が違うだけで、いつもの料理のクオリティがぐっと上がるのも嬉しいところ。
ただし、茅乃舎の出汁は「料理をしない」という単身の海外駐在員の方には喜ばれない可能性もあるので注意。
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④コンビニお菓子・おつまみ・カップ麺
海外の日系スーパーにはコアラのマーチ、ポッキー、じゃがりこなどはラインナップされていることが多いですが、季節の新作、グミ、梅干し系、お酒のおつまみ(チーザ、さきイカ、柿ピー、うずらの卵・・・)は手に入りにくいです。カップ麺も定番しか手に入らないので、新作をいただけるとわくわくします。
子どものいる家庭には、コンビニの小さなお菓子が喜ばれます。キャラクターものの日本のお菓子をくださる出張者さんにはいつも感動を覚えます。
⑥レトルトカレー
なんとも美味しそうなご当地カレーのセットをいただいたことがあります。思わず「美味しそう!今夜食べます!」と大興奮でした。
海外にラーメン屋さんはあっても、日本的なカレー屋さんはほとんどありません。レトルトカレーは長期保存もできて、ぱぱっと食べられるのも魅力。駐在妻のランチタイムにもありがたい、素敵なチョイスです。
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⑦一蘭or一風堂のラーメン
乾麺のラーメンは日系スーパーや食糧送付制度で手に入りますが、有名店のラーメンは珍しいので日本からのお土産にぴったりです。
王道は一蘭か一風堂のラーメン。一蘭は5食入りで2,800円ほど。一風堂は3種セットで2,000円以下とお手頃です。箱入りなので高級感もばっちり。
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⑧缶つま
缶つまもリッチかつ美味な日本のお土産。海外駐在員がニヤけてしまうラインナップです。
例えば・・・
・焼かき レモン黒胡椒味
・ぶり あら炊き
・ほたるいかの沖漬風
・smoke豚タン
・smokeうずら卵
缶詰とはいえ、かなりクオリティが高いので、「日本の味を試したい」という海外のお友達に振る舞ったこともあります。お酒好きな海外駐在員の方にも絶対喜ばれますよ。バラマキ用にも◎。
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⑨デパ地下スイーツ
日本クオリティのスイーツは、海外ではなかなか出会えません。食料送付制度でも一部のお菓子しか注文できないので、出張者の方からデパ地下スイーツをいただけると最高に気分が上がります。
特に甘いもの好きな奥さんや子どもがいる家族なら、間違いないでしょう。定番は・・・
・ヨックモック
・虎屋
です。過去一番多くいただいたのは、ヨックモックですね。外国人受けも良いです。グラマシーニューヨーク、ピエールエルメなども喜ばれるとは思いますが、日本らしいお土産ではないのでいただいたことはありません。
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⑩日本酒・焼酎
お酒好きな海外駐在員の方には、日本酒や焼酎もおすすめです。海外では日本酒は非常に高価なので、特別感があります。獺祭は定番ですが、やや高価ですね。
そこまで値のはらない日本酒でも、海外駐在員にはとっても喜ばれます。焼酎もなかなか海外では手にはいりません。
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⑪柿の種専門店 かきたねキッチン
おつまみに嬉しいちょっぴりリッチな柿の種も、海外駐在員へのお土産にうってつけ。いただいたら、ホムパのおつまみとしても活躍します。海外駐在員一同にとても喜ばれますし、いろいろな味があるので話題も広がります。
バラマキ用にもおすすめです。ちなみに、定番の柿の種は日系スーパーや食料送付制度で手に入るので注意。
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⑫お茶漬け
贈呈用に人気のちょっぴり高級なお茶漬けも海外駐在員に喜ばれます。ささっと食べられるので便利で美味しいのが嬉しいですね。
以前いただいたのが、金目鯛や帆立といった高級食材を使ったお茶漬け。その響きからしてテンションが上りますし、味も至福でした。センスが良いな〜!と思った日本のお土産の一つです。
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⑬無印良品レトルト
お相手が気の知れた方なら、無印良品のレトルト食品もお土産におすすめです。日系スーパーでも食料送付制度でも手にはいりません。ラインナップも楽しいですね。例えば・・・
・ごはんにかけるユッケジャン
・食べるスープ オクラ入りねばねば野菜のスープ
・炊き込みごはんの素 たこめし
など。日本に住んでいても手軽で美味しいので、人気のある商品です。海外駐在員は旅行が多いので、出発日や到着日に手軽に食べられるものは重宝されますよ。バラマキ用にも◎
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⑭ひとくつさつま揚げ うなぎ
こちらは以前いただいて我が家でドハマりし、個人的にも購入した逸品。静岡県産の鰻を練り込んださつま揚げです。お酒のおつまみに最高でした。
レトルトパックで常温保存可能。これは、また買いたい!
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⑮しらす缶
海外では、しらすも高級品です。そのため、しらす缶も海外駐在員へのお土産に喜ばれますよ。温かいご飯、おいなりさん、豆腐、サラダ、カナッペなどにプラスするだけでワンランク上の一品になるのでありがたいです。
こちらも我が家のお気に入りとなり、一時帰国のときには大量購入しました。
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◎まとめ
海外駐在員はがもらって嬉しい日本のお土産は駐在国の状況や企業の制度によります。
(もちろん、ふりかけやサランラップが手に入る国でそれらを貰っても嬉しいです!ありがたい気持ちには変わりないのでご安心ください)
海外駐在経験のある方ならわかると思いますが、やはり日本の味が恋しくなります。それは出汁だったり、魚料理だったり、コンビニのお菓子だったり、ラーメンだったり、焼酎だったり・・・。いずれも日本にいたらたいしたものではないですが、本当に本当に美味しく感じます。
海外駐在員へお土産を選ぶ際には「現地では絶対に手に入らない」「日本の味」を意識してみてはいかがでしょうか。
南アフリカのGrade Rとは?
ヨハネスブルグ駐在妻です。
息子が5歳になりました。日本だったら次の4月から年長さんで、そろそろ小学校のことを考える時期です!
南アフリカでは、小学生になる前にGrade Rというクラスがあります。Reception YearのRだそう。一体どんなものなのかさくっとご紹介。
◎南アフリカのGrade Rとは
Grade R目的は、Grade 1(日本の小学1年生)の前の練習みたいな期間だそう。国でまとめたカリキュラムに沿って学びます。
1年間をかけて、静かに座ったり、読み書きの勉強をする環境に慣れさせていくそうです。
幼稚園にGrade Rがついているところ、小学校にGrade Rがついているところがあります。
息子たちの通う幼稚園にはGrade Rクラスがありますが、このタイミングで通う予定の小学校のGrade Rに行く子もいます。
小学校についているGrade Rは、お休み期間も小学校と同じです。息子の通う幼稚園では長期休暇中に(南アフリカは何に2回、1か月ほどの休みがあります)ホリデーケアがあり、小学校のGrade Rに通っている子も一時期戻ってきたりします。
(仲良しの子が毎度戻ってくるので、息子は大喜びしてます。)
◎南アフリカのGrade Rは何歳から?
政府のHPによると
Grade R is age four turning five by 30 June in the year of admission; Grade 1 is age five turning six by 30 June in the year of admission.
7月30日までに5月になる子どもが対象です。なので、4歳と5歳がいるクラス、つまりは年長とよく似ていますね。
アメリカのPre-K(Pre-school)も同じく、4-5歳の小学校前に通います。
◎南アフリカの義務教育
2023年の記事では、Grade Rはつい最近義務教育になったとされています。それまでの義務教育はGrade1-6(小学校)の6年間と、Grade7-9(中学校)の3年間です。日本の義務教育と同じですね。
Grade10-12を終えると12のときに全国統一で高校卒業試験があり受かれば卒業!だそうです。出席日数されあれば卒業できるわけではないので、この点は日本より厳しいです。
以上!南アフリカのGrade Rについて紹介しました。日本よりも自由に育てられる南アフリカの幼稚園。小学校前の準備期間は必須なのかも。
ヨハネ駐在妻の12月クリスマスTODO
ヨハネスブルグ駐在妻です。
南アフリカでは、12月はホリデモード。幼稚園や小学校は5〜14日頃にはどこも終了。2023年からはラグビー優勝により12月15日が国民の休日になったので、ここから長期旅行に行く人は多いと思います。
年賀状を書く風習はないですが、南アフリカならではのTODOがあります。
◎南アフリカのクリスマスは?
12月といえばクリスマス!ですが、南アフリカは真夏なのでムードゼロです。みんな半袖、サンダル、プールシーズン。
そもそもヨハネスブルグは治安の関係で道を歩かないので、“クリスマスっぽい街の雰囲気”を味わうのが難しいですね。モールやカフェ、レストランでデコレーションが見たり、クリスマスソングを聞いたりするくらいです。
それでも、10月末頃から徐々にクリスマスグッズが増え始め、週末にはクリスマスマーケットが開催されます。
◎日本人はクリスマスを祝う?
クリスマスを祝わないイスラム教徒も多く、アジア人が少ない(理解されていない)国なので、ママ友などから「クリスマスはやるの?」と聞かれることが多いです。(Do you celebrate Chiristmas?など)しっかり聞いた上で「メリークリスマス!」と言ってくれる店員さんもいます。
ちなみにママ友に聞かれたら、ついでに宗教の話になることが多いです。クリスチャンじゃないし、ノー宗教だけど、ほとんどの日本人はクリスマスをお祝いするよと話しています。
◎南アフリカのクリスマスアイテム
・Crackers(クラッカー)
両端を2人で引っ張ると、パン!と音がなり中身が出てくるパーティーグッズです。中身は・・・駄菓子屋さんで手に入りそうな小物。コマ、クリップ、人形、笛、文房具などが多いです。
高いクラッカーを買ったことがないので、もしかしたら高級ラインもあるかも。Woolworthなどどこでも手に入ります。
・トムテ
スウェーデンのサンタとして知られるトムテ。(サンタそのものだったり、サンタのお手伝いだったり説はいろいろ)帽子を深く被って、鼻と口、長いヒゲだけ見える妖精です。とてつもなく可愛いので、我が家はトムテをお迎えしています。
・黒人エルフ
エルフはアメリカを中心に知られているサンタのお手伝いをする妖精。毎朝違うところにいます。(親は頑張る)南アフリカには黒人版エルフもたくさんいます。
日本でも今は馴染みがあるアドベントカレンダー。リンツのチョコレートが王道。あとは、本屋さんに行くと小さな絵本が24冊はいったアドベントカレンダーがあります。南アフリはイギリス生まれの絵本が充実していますよ。
◎クリスマスギフト準備
先生などにクリスマスギフトを準備します。我が家では高価なものではなく、R100(800円以下)のもの。マンションのスタッフなどお世話になった&来年もお世話になる人には渡しておくと良いです。
クリスマスを祝わない宗教もあるので、100%の保護者がやっているわけではないです。個人の判断でOK。
◎ホリデーケア探し
幼稚園、小学校などは、12月前半でおしまい。早いところでは12月5日くらいに終わってしまいます。その後は、ホリデーケア、ホリデースクールというものがいろいろな施設で実施されているので探して申し込みます。
◎クリスマスイベント探し
クリスマス時期はイベントも実施されます。
・Melrose Arch
歩けるエリア。イルミネーション。
・FourwaysMall
サンタランドという子ども向けコーナーができます。サンタにも会える。
・Sandton City
サンタに会って写真を撮れます。ツリーもいくつかあります。
24、25日当日に大きなイベントがあるかと言うと・・・微妙です。基本的には、クリスマスは、家族で過ごすもの。それにホリデーシーズンなので、2〜4週間の旅行に出かける人も少なくありません。
レストラン、クラブなどでイベントはありますが、夜、日本人が乗り込むのはどうかな?といった感じ。
◎クリスマスケーキを予約する
クリスマスケーキを食べたい場合は、注意が必要。24、25日はやっているお店が少ないからです。ケーキ屋さんもお休み続出!(日本だと儲かる時期なのでびっくりですね、それくらい休暇を大切にしている国です)
そもそも南アフリカでは溶けないバタークリームケーキが主流なので、事前にゲットしておくか、チーズケーキなど日持ちするケーキを選ぶか。
実際には、日本人駐在員もほぼ旅行中なのでケーキ無しで過ごす人も多かなと思います。
◎旅行前の冷蔵庫整理
12月は長期旅行する人が多い時期です。日本に帰国となると最低でも2週間は不在になります。そのため、その前には冷蔵庫を空っぽにしておきます。これがなかなか大変・・・。
◎メイドさん対応
メイドさんを雇っている場合は、早めに最終出勤日、年始出勤日を伝えておくと良いでしょう。そして、多くはボーナスを用意します。出勤しない日の分+1回分くらい。このあたりは、ご家庭によります。
以上!ヨハネ駐在妻の12月TODOでした。