南アフリカの珍しいコンセントB3L【変圧器・変換プラグ事情】
海外駐在で海外暮らしになるときに知っておきたいのが、その国の電圧やコンセントのタイプです。電圧が高い国の場合、変圧器が必要になります。また、南アフリカは、世界でも珍しい「B3L」というコンセントタイプが採用されています。この変換プラグは入手必須なので、ぜひチェックしてみてください。
今回は、南アフリカの電圧、変圧器事情、コンセントタイプ、それに対応した変換プラグの入手方法をご紹介します。
南アフリカは変圧器が必要!
南アフリカのボルトは、220~230ボルトです。日本の家電は平均100ボルトなので、そのまま使うと家電は壊れてしまいます。実際にうっかり日本製のアイロンとヘアドライヤーを壊してしまいました。(変圧器にさしたつもりが、変換プラグにさしていました。きっと疲れてた・・・)バチっとすごい音がして、その一瞬でもう使えなくなりました。なので、日本製の大きめ家電は基本的には変圧器を使うようにしましょう。
【変圧器を使っている家電】
炊飯器、パソコン、ミキサー、ヘアアイロン、ホットプレートが変圧器を使っている家電です。
【変圧器を使っていない家電】
壊してしまい現地調達したアイロン、ヘアドライヤーは、変圧器なしで使用しています。変圧器にさして使うのはやや面倒なので、ミキサーやヘアアイロンも現地調達でも良かったなと感じています。
南アフリカでスマホ充電は変圧器不要
スマホは、変圧器がなくてもコンセントに差し込んで充電することができます。Iphoneのコンセントは、100-240V対応です。南アフリカのボルトは、220~230ボルトなので問題なく使えます。
ただし、次項でご紹介する変換プラグは必要です。そのままではコンセントに差し込むことができませんのでご注意を。
海外駐在員おすすめ変圧器
南アフリカでも変圧器は買えます。が、多くの駐在員は安心の日本製を使っています。
KODENや日章工業株式会社といった、旅行用変圧器の専門販売を行っている会社のものがおすすめです。我が家はKODENの容量1500Wの変圧器使っています。4年間毎日使用+3年間程保管(日本在住)+2年間毎日使用していますが、全く問題なく使えています。異常に熱くなったり、変な音がするようなこともありません。
簡易のものもありますが、海外赴任の場合は重くて大きなタイプが一般的です。容量も1500あると安心。また、日本製のものは、家電に大電流が流れないよう守ってくれるものが多いです。
南アフリカのコンセントプラグ「B3L・C」
次に注意したいのは、コンセントプラグ。日本とは大きく異なります。南アフリカでは主に、2種類のプラグタイプが使われています。
◎B3Lタイプ(丸型3ピン)
南アフリカのコンセントプラグは、巨大な3本のプラグがついたB3Lが一般的。世界的に見ても、珍しいコンセントタイプです。ナミビアやボツワナもこれ。
中型〜大型家電はB3Lが多い印象です。似たタイプにB3がありますが、それは対応不可な型なので注意しましょう。
複数のプラグ形状に対応するマルチ電源アダプタも海外生活では便利ですが、B3Lに対応する電源アダプタは存在しません。それくらい、一般的ではないコンセントタイプなのです。
◎Cタイプ (2ピン)
南アフリカのコンセントは、B3Lの隣にCタイプのコンセントプラグが並んでいることが多いです。ヨーロッパやインドネシア、韓国でも使われているコンセントタイプで、ほとんどのマルチ電源アダプタにも対応しています。
ドライヤーなど、小さめ家電のプラグはCタイプが多いです。こちらの変換プラグも容易必須です。
南アフリカの変換プラグを安く買う方法
南アフリカで購入した家電でも、生産国が違うと、変換プラグが必要なケースが多々ありますので手に入れておくことをおすすめします。
こちらが南アフリカのコンセントタイプB3Lの変換プラグ。
コンセントタイプB3Lは、ほとんどの国で使われていません。そのため、日本ではヨドバシカメラやヤマダ電機など大型家電量販店でも取り扱いがないという希少アイテムです。秋葉原のチェーンではない家電店には、もしかしたらあるかもしれません。しかし、探しまわるのも大変なので、以下の購入方法がおすすめです。
ちなみに、日本とアメリカのコンセントタイプはAタイプです。なので、変換プラグにアメリカ対応と書いてあれば、日本家電も使えます。
1. ネットショップ
Amazonや楽天などのネットショッピングでは取り扱いがあります。ポチっとするだけで買えるので、駐在準備はネットショップに頼りまくるのがおすすめ。私は、楽天市場をメインに使っていたので、あっという間に数万円のポイントが貯まりました。
2. フリマアプリ
タイミングが良ければ、メルカリ、ラクマといったフリマでも見つけられます。1000円くらいでした。B3Lのコンセントプラグは、ほとんどの国で使えないので、南アフリカ駐在を終えた方が出品してる可能性もありますね。ただ劣化してるかどうかなどは分かりません。
3. 南アフリカのスーパー、薬局
Pick n Pay やCheckersといったスーパーや、Clicksなどの薬局にも売られています。価格はR100〜R300 (800円〜2400円)くらいです。
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4. 南アフリカの空港
南アフリカの空港でも手に入ります。旅行者向けなので、R300〜(2400円)とやや高かった印象です。南アフリカで生活をするのであれば、スーパーや薬局で手に入れると良いでしょう。
5. 前任者から譲り受ける
前任の海外駐在員から譲り受けるのもありです。これなら無料。変圧器やCタイプ変換プラグは今後も使う可能性があるので、もらうことはできないですが、B3Lのコンセントタイプは他の海外では使えないことがほとんどなのでいらないという方も多いです。
以上、南アフリカのコンセント事情でした。海外生活では変圧器は必須。さらに南アフリカは変換プラグも必須なので、ぜひ暮らす際には早めに手に入れてみてください。
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