気ままにヨハネスブルグ駐在妻

ヨハネスブルグ駐在妻のあれこれ

停電で信号がない!南アフリカの交通ルール【やや危険・・・】

タイトルはやや大袈裟ですが、南アフリカはここ数ヶ月ほぼ毎日どこかしらで信号が消えています。というのも、ステージ6~8という異常なレベルの計画停電が行われていたからです。

 

さらに、今後2年間、ステージ2~3の計画停電が行われることも判っています。

Eskom's permanent load shedding announcement proves govt is lying: DA

 

私の住むヨハネスブルグはとても都会でおしゃれレストランやカフェがたくさんあるのですが、信号機は機能していないことがあるのです。

 

そんな光景、想像できますか?

 

また、信号がなぎ倒されたままという光景も珍しくありません。

 

そんな状況でも、南アフリカヨハネスブルグに住む私は、毎日ごく普通に運転をしています。(慣れってすごいですね)これには、南アフリカならではの暗黙の交通ルールがあるからなんです。

 

今回は、南アフリカヨハネスブルグの特殊な交通ルールをご紹介します。

信号がない!南アフリカの交通ルール

南アフリカは2023年1月現在、エネルギー供給が非常に不安定で、頻繁に停電が起こります。そこで、信号も消えてしまいます。最近行われていたステージ8の計画停電だと、毎日信号が消えていました。

 

信号がなくて運動をするのは、もやは当たり前の状態。駐在妻同士でも、夫婦間でも「信号消えてたね」なんて話題がでてこないほど・・・。

 

さて、そんなときの交通ルールについて。信号が機能していない交差点では、「交互」に車が進みます。ちなみに、日本と同じ右ハンドル、左側通行です。

 

例えば、私が毎日通る大通りでは(以下の説明すごく下手・・・)

A. 右折してくる車→B. 直進する車(私の目線)→C. 左から直進してくる車の3パターンの進行方向の車が順番に行き交います。たまに、D. 右側(お店の駐車場がある)からも出てくるので、厳密には4パターン。

 

この順番はあくまで一例で、夕方にはB.→A.→C.になっていることも。C.がいなれば、A.→B. が繰り返されます。

 

つまり!交通ルールと書きましたが、信号が機能していない時の厳格ルールはないんです。

 

みんながみんな気をつけつつ、阿吽の呼吸で大通りをどうにか平和に保っています。タイミングを間違えたり、分からなくなったら、お互いにジェスチャーやパッシング(ヘッドライトを素早く点滅させる=先に行っていいよの合図)で伝えあいます。

 

もはや、信号が消えていることに誰もびっくりしない状況なので、みんなスムーズにこなしています。

 

信号がない!南アフリカの通行人はどうしてる?

ここまで説明をみて、あれ?通行人はいつ通るの?という疑問を感じますよね。

 

実は、南アフリカヨハネスブルグは、歩行者が少なく、横断歩道も非常に少ないんです。歩行者用信号機はほぼゼロで、横断歩道も薄い線がひいてある程度。

 

なので、先ほどの交通ルールだけでまかなえるのです。停電で信号が機能しない中、毎日運転しているというと本当に驚かれますが、通行人がほぼいないのでだいぶ楽です。通行人の多い東京で信号が消えてしまったら、当然事故が多発することでしょう。

 

信号が機能していないときの歩行者ルールもご紹介したいのですが、正直なところ分かりません。なぜなら、南アフリカヨハネスブルグで暮らす日本人は歩道を滅多に歩かないからです。

 

歩道を歩いているのは、中心地に働きに来た黒人の方がほとんど。たまにそれ以外のスーツ姿のサラリーマン、ウォーキングやランニングをしている人も歩道を歩いていますが、数えられる程度でそう多くはありません。

 

彼らの横断方法は、信号がついているときもついていないときも、タイミング良い時に渡る!というスタイルです。横断歩道の線のところ歩く人もいますが、横断歩道が少なく歩行者用の信号もないので、とにかくタイミングを見て横断します。驚くほど車のすれすれを歩く人も多く、こちらがドキドキしてしまいます・・・。

 

南アフリカの運転で気をつけること

信号が機能していないときの交通ルールをご紹介しましたが、中にはルールを守らず進む人もいます。特に白バン(南アフリカの乗り合いタクシー)は、交通ルールはほぼ無視なので、交互ではなく、前の車に続いて進んだりします。

 

またルールを守ろうとしても複雑なパターンの大通りでは(例えば先ほどの例で、イレギュラーな「D.」が通ったあと)あれ?次はどっちからになる?というタイミングがあります。その瞬間はとても危険で、お互い悪気はないだろうけれど、衝突寸前!という事態も目にします。私自身も、何度もドキッとした経験があります。

 

信号が機能していない南アフリカでは、以下のことに気をつけて運転するようにしています。

 

・全方向を見てから進む

・白バン(割り込み、急停車あり)に気をつける

・順番がわかるよう、交差点に入る前から前方を観察

・隣の車と呼吸を合わせて、同時に進む

・最初はじわじわ、車がこないと分かったら猛スピードで抜ける

・クラクションを鳴らされても焦らない

南アフリカでは「進んでよ!」「青だよ~」の合図で、軽くプッと鳴らします

 

johannesburg-life.hatenadiary.jp

 

こうまとめると、南アフリカにこれから駐在になる方はとても不安に思われるかもしれませんが、慣れってすごいです。そして通行人は日本よりも少ないので、運転もしやすいです。

 

とはいえ、信号がないと渋滞になるし、神経も磨り減るので・・・どうにかこうにか南アフリカのエネルギー問題が改善されないかと祈るばかりです。

 

 

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