海外で駐在妻をするときに知っておきたいのが、現地のスーパーマーケット事情ではないでしょうか?
私が南アフリカ・ヨハネスブルグに来たばかりのころは何も分からず、まずは行ってみて、少しずつ「ここはこんな感じね!」と情報を収集してきました。
駐在妻の奥様たちからもいろいろ聞けるのですが、暮らしに関するたくさんの情報をレクチャーしてもらっていた中だったので、正直、身近過ぎる“スーパーマーケット事情”までは根掘り葉掘りは聞けませんでした。
そこで今回は、在住者の目線でヨハネスブルグのスーパー、アジア食材店などをまとめてみました!ご参考になれば嬉しいです。
※個人的に通っている食材店のみの掲載です。また、すべて個人的な感想です。
- ヨハネスブルグ代表的スーパー「Woolworths(ウールワース)」
- ヨハネスブルグ庶民派スーパー『Checkers&Pick n Pay』
- ヨハネスブルグヘルシー系スーパー『Jackson’s Real Food Market & Eatery』
- ヨハネスブルグのアジア食材店①『KOKORO』
- ヨハネスブルグのアジア食材店②『My Basket(我家超市)』
- ヨハネスブルグのアジア食材店③『万宝富硒米』
- ヨハネスブルグの青果店『Dunkeld Fruit And Flowers』
- ヨハネスブルグの雰囲気良しスーパー『Food Lover's Market』
- ヨハネスブルグのややローカル『SUPERSPAR』
- ヨハネスブルグの最旬おしゃれデリ『Pantry by Marble』
- ヨハネスブルグのホテル内スーパー『@Deli Sandton』
- 南アフリカ・ヨハネスブルグ食材店は満足度大!
ヨハネスブルグ代表的スーパー「Woolworths(ウールワース)」
オーストラリア発のスーパー。ウーリーズ(Woolies)とも呼ばれていて、現地の方との会話で出てくることがあります。日本人駐在員が多く住むモーニングサイド、ブライアンストン、フォーウェイズ、ハイドパークといったエリアのモールには必ず入っている有名スーパーです。ウールワースに行けば、一通り買い物は済みます。
特徴①:高級スーパー
高クオリティゆえに値段はやや高めです。成城石井あたりで買い物している気分。2個で20%オフなどの商品も多いので、上手にまとめ買いすることをおすすめします。
南アフリカ人にとっても高い印象だそうです。やや地方に行くと、ウールワースには出会えなくなります。
特徴②:PBが高クオリティ!
プライベートブランド品が素晴らしく、使い勝手が良いです。オーガニック・ヴィーガン・ハラール(イスラム教の方のための食材や料理のこと)などラインナップも豊富。
オーブンで焼くだけのピザ、ラザニア、マリネされた肉、チンするだけのカレー、焼き鳥(甘め)などもしっかり美味しいです。体調が悪く料理が作れないときにも、かなり頼れる存在です。
特徴③:カフェ併設
「W cafe」を併設しています。席がなくコーヒースタンドのみの店舗も。飲み物を置ける形のショッピングカート(trolley)があり、コーヒーを飲みながら優雅に買い物できます。
朝のウールワースではよく見る光景。日本ではなかなか無いですよね。ぜひ導入して欲しい・・・!
特徴④:アプリDLでお得
アプリをダウンロードし登録しておくとお得に買い物できます。アプリから宅配依頼も可能。アプリ提示で隣接するW Caféでコーヒー類がいつでも5%オフで買えます。
特徴⑤:ビールが売っていない
ワインコーナーはありますが、ビールは売っていません。これは他のスーパーも同じ。ノンアルコールビールはあります。日本人にとっては不思議な感覚ですよね。ビールは酒屋に行ってまとめ買いがおすすめ。
特徴⑥:ビニール袋は存在しない
ウールワースには、エコの観点からビニール製のレジ袋(Plastic Bag)が存在しません。自分でエコバッグを持っていくか、布製のレジ袋をR6.49でもらえます。レジ付近には、種類豊富なウールワースのショッピングバッグが売られているのでそれをゲットするのもあり。
ただ、魚や肉などをビニール袋に入れて欲しいときは、「Small Plastic Bag」を無料でお願いすることができますよ。店員さんによっては自主的に入れてくれます。
ヨハネスブルグ庶民派スーパー『Checkers&Pick n Pay』
月に2~3回行くのが、Checkers(チェッカーズ)、Pick n Pay(ピッカンペイ、ピックンペイ)です。共に南アフリカ生まれのスーパーで、Woolworthsよりも生活用品、文房具類が豊富に揃います。食材スーパーというよりは、日本の大型スーパーのイメージです。お値段もやや優しい。
Pick n Pay(ピッカンペイ、ピックンペイ)は、アフリカ全体で530店舗を展開。加えて、Pick n Pay Clothing (アパレル)255店舗、Pick n Pay Liquor(酒屋)506店舗を展開しているビッグカンパニーです。一部フランチャイズ。
Checkers(チェッカーズ)は202店舗、Checkers Hypers(チェッカーズハイパー=大型スーパー) 37店舗を南アフリカ、ボツワナ、ナミビアに展開しています。
Checkers&Pick n Payの特徴
・Woolworthよりもややお値段が優しい
・客層も違う。パンだけを買いにくる作業員的な方も多数。(Woolworthsにはいない)
・薬局で買うようなものもだいだい揃う
・野菜や肉、魚の質は商品による。トライ&エラーあるのみ
・ゴミ袋やジップロック類のまとめ買いはここで
・ブライ(BBQ)の用具、お庭・プール関連、オムツなどのベビー用品も豊富
Pick n Pay On Nicolがすごい!
「Pick n Pay On Nicol」は、他のPick n Payよりも巨大でおしゃれな雰囲気。食材のバラエティが素晴らしく、見ているだけで飽きません。ショーケースから選べる肉の種類も、Woolworthや他のPick n Payより豊富な印象。お花も売っています。酒屋も併設。
駐車場は、このあたりでは珍しく無料。他のモールは基本的に有料です。(R5~)
Pick n Pay Clothingは子供服に◎
(https://www.picknpayclothing.co.za/)
子供服500円~で買えるので重宝しています。無地、cotton100%のTシャツも500円程度です。汚れても良い服はここで買うと◎。
たまに南アフリカらしいデザイン(ユニフォームやサファリ系)も登場します。私は、日本の友達にお土産として買いました。女の子の服や水着、アクセサリーも可愛らしいです。大人の服もあります。部屋着にはいいかも。
ヨハネスブルグヘルシー系スーパー『Jackson’s Real Food Market & Eatery』
(https://jacksonsrealfoodmarket.co.za/)
BryanstonとMidrandにあるヘルシー系スーパー。オーガニック野菜、グルテンフリー、ヴィーガン対応食材などが豊富。発酵食品コーナーにはサワークラウト、キムチ、などと並んで瓶詰の納豆もあります。(粘り気少なめ、味付け無し)
オクラや乾燥しいたけが買えるのも嬉しいポイント。ハム類、フムス、冷凍パスタソースなども美味しいです。
テラス席のあるカフェ併設で、ヘルシーなスムージーや食事もラインナップ。子ども連れには、アクテティブティセットをくれます。(塗り絵や迷路、クレヨンのセット。クオリティ高めで無料。)
カードを作ると(アプリDLすればカードレス)ポイントが貯まります。
ヨハネスブルグのアジア食材店①『KOKORO』
韓国人経営のアジア食材店。Rivonia、Fourways、Sandton City(モール)の3店舗。Sandton Cityの店舗は南ア人向けな雰囲気で、インスタントラーメンや調味料がメイン。アジア野菜を買いたい場合は、Rivonia、Fourwaysの店舗がおすすめです。
KOKOROの特徴
・冷凍納豆(日本産)が買える。ただし、入荷待ちの時期もある
・肉・牛肉の薄切り肉あり(肉屋さんの方がコスパ良しなのでそちらの方が高評価)
・大根、ニラ、もやしなどのアジア野菜が揃う
・豆腐、乾燥の小エビ、シラスなども揃う
・インスタントラーメン類も種類豊富
・キムチやちょっとしたお惣菜の販売もあり
・インド系のカレーペーストなども美味しい!
・お米も買える
・韓国製のお菓子多数。日本のお菓子は少し&高額
ヨハネスブルグのアジア食材店②『My Basket(我家超市)』
(https://www.facebook.com/mybasketsupermarket/)
台湾人経営のアジア食材店。
2023年9月に、Rivonia Village(リボニアビレッジ)の2階にリニューアルオープンしました!日本食レストランJAPAのすぐ隣。
これまでは、駐車スペースが限られていましたが、モール内なので、楽になりました。
商品の品揃えもアップ!日本の企業が利用している、食糧送付の会社に依頼しているらしく、日本のお菓子、調味料、缶詰、レトルト食品など幅広く揃っています。これは嬉しい!
手作りパンの販売もまた開始されそうです。
My Basketの特徴
・KOKOROよりも日本のお菓子や調味料類が充実
・手作りパンの販売もあり、食パンはなかなか日本らしい美味しさ!
・豚まん、おでんなどがある
・大根、白菜、ニラなどのアジア野菜が揃う
・肉・牛肉の薄切り肉あり(肉屋さんの方がコスパ良しなのでそちらの方が高評価)
・冷凍の明太子、鯖などもなかなか美味しい
・お米も買える
ヨハネスブルグのアジア食材店③『万宝富硒米』
Chine Townにあるアジア食材店。未だに読み方は分かりません(笑)上記2店舗よりも広大で、種類が豊富です。ただ、治安が良くないと言われている地域なので、女性1人でふらっと買い物に行きにくいお店です。店の近くに路駐します。
万宝富硒米の特徴
・アジア系野菜の種類が豊富で安い
・冷凍魚介類も豊富
・お手頃な子どものお菓子多数。(中国産)
・日本コーナーあり。化粧品、生理用品なども売っている
ヨハネスブルグの青果店『Dunkeld Fruit And Flowers』
(https://www.facebook.com/dunkeldfruitandflowers/)
小さめの青果店&お花屋さん。旬の果物や野菜がお手頃です。パクチーをたっぷり欲しいときにはここ。(Woolworthは高いので)お花屋さんは、他よりかなり安いので、日本人の愛用者多数です。
ナッツ&ドライフルーツの「Nutmania」のコーナーがあり、ナッツ系のおやつ、料理にも使えるシード系、日本っぽいラムネもあります。
ヨハネスブルグの雰囲気良しスーパー『Food Lover's Market』
(https://foodloversmarket.co.za/)
南アフリカ生まれのスーパー。野菜や果物がずらっと綺麗に並べてあるので、テンションが上がります。お肉の種類も充実。店舗にもよりますが、ドーナツがずらりと並んでいたり、種類豊富なサンドイッチやデリ、SUSHIコーナーがあったりとおしゃれな雰囲気。
しかし、立地のせいか(遠くないけど、メイン的なモールには無い)日本人の愛用率は低め。300店舗以上あるそう。
ヨハネスブルグのややローカル『SUPERSPAR』
SPAR(スパー)と呼ばれる南アフリカに展開するスーパーのチェーン店。日本人がよく利用するモール内にはあまりなく、わざわざ足を運んだことがありません。国内旅行中に数回立ち寄ったことがあります。ランナップ豊富で、清潔感もあります。
ヨハネスブルグの最旬おしゃれデリ『Pantry by Marble』
2022年オープンのおしゃれなデリショップ。広くはないですが、日本のデパ地下を思わせる素敵なケーキ屋、デリコーナーがあります。テーブル席がいくつかあり、コーヒー、ソフトクリーム、デリ、焼きたての窯焼きピザなどが食べられます。
セレクトワイン、花束(高い・・・)、おしゃれな箱入りお菓子も手に入るので、ホームパーティー前に立ち寄るのに便利です。スーパーにあるような野菜、肉類、乳製品なども売っています。
子連れでケーキを買いに行ったら、無料でソフトクリームをくれました。(通常サイズの)これは、店員さんや混み具合によるかと思います。
ヨハネスブルグのホテル内スーパー『@Deli Sandton』
2022年にオープンした、@Sandton Hotel(アットサントン)内のスーパー。野菜や果物は少ないですが、デリやSUSHI、スイーツなどのコーナーがあります。魚は他では出会わないラインナップも発見。酒屋も隣接。
ホテルですが、一部は住居になっているので、日用品も売っています。まだ人気のない様子だったので、これからに期待。
南アフリカ・ヨハネスブルグ食材店は満足度大!
ヨハネスブルグのスーパー、アジア食材店について在住者目線でまとめてみました。
南アフリカというと、生活が大変なイメージが湧いてきますが、実際には何も困っていません!どこもクリーンですし、品揃えが豊富で見ているだけで楽しいです。快適に買い物ができていますよ。
ただ、日本人が大好きな生魚は、スーパーでもアジア食材店でも手に入りません。
魚屋へ行く必要があり、またとても高価です。魚事情については、また他でまとめたいと思います。
ヨハネスブルグの暮らし始めに知っておきたかった情報をまとめています。ぜひまたご覧ください。