気ままにヨハネスブルグ駐在妻

ヨハネスブルグ駐在妻のあれこれ

南アフリカ・ヨハネスブログ駐在妻の専門用語

私が南アフリカヨハネスブルグで駐在妻になった当初、他の奥様との会話の中で知らない用語が多くとても戸惑いました。

 

例えば、「うちのコンプレックスはジェネレーターがないから、ロードシェーディングのとき困るの。」という会話を聞いたときに、頭の中は「?」でいっぱいでした。笑

 

それぞれの駐在国である話だと思いますが、住んでいると駐在妻の間で当たり前になる言葉があるんです。

本来は新しく来た方には、一つずつ説明するべきなのでしょうが、ついついおしゃべりに夢中になると忘れてしまうもの。悪気はないけれど、日本に居たら知らない言葉だらけの会話もたまに生まれます。

 

今回は、そんな南アフリカヨハネスブルグ駐在妻が事前に知っておくと便利な「言葉」と「イギリス英語」をご紹介します。

 

ヨハネ駐在妻用語①:ロードシェーディング

ロードシェーディング(load shedding)は、計画停電のこと。南アフリカでは、計画停電が頻繁に置きます。2021年年末頃に「今年は今までで最悪だった」というニュースを聞いたけれど、2022年年末の今、また「過去最悪だ」と言われています。

 

ではなぜこんなに計画停電が必要かのか。その理由は以下の通りです。

 

計画停電の理由>

南アフリカの電力会社はEskomという会社一社のみ。そのEskomが財政難。

発電所の老朽化でたびたび故障

・メンテナンス計画は常にあるものの、規模が大きすぎて追いついていない

・そもそも燃料が石炭

・設備の盗難が多い

 

(参考)分かりやすいジェトロ日本貿易振興機構) のニュース:

大規模な計画停電を実施、電力不足長期化の懸念(南アフリカ共和国)

 

こんな状況なので、2023年もたくさん計画停電が起きことが分かっています。駐在妻同士の会話でも頻繁にできますし、先生や保護者とのスモールトークにも出てくる必須単語です。

 

ヨハネ駐在妻用語②:ジェネレーター

ジェネレーター(generator)は、発電機のこと。大きなアパートメント(日本でいうマンション)にはついていて、停電が起きてもすぐに電気がつく仕組みです。アパートメントに住む場合は、ついているか確認必須です。

 

ヨハネ駐在妻用語③:インバーター

インバーター(inverter)は、家庭やオフィスなどの発電機のこと。個人でも購入できます。ジェネレーターのない一軒家に住んでいる方との会話に、よく出てきます。

 

ヨハネ駐在妻用語④:コンプレックス、エステー

コンプレックス(complex)は、敷地内に複数の一軒家がたっている住居の形態のこと。日本人でも住んでいる方がいます。コンプレックス内にレストラン、プール、公園、テニスコートがあるケースも。

 

エステート(estate)も、同敷地内に複数の家がありますが、一軒家だったりマンションだったりいろいろな形態があります。よく耳にするのは「Golf Estate」。単なるゴルフ場ではなく、中に住居やレストラン、遊び場などがあります。とても高級で、ヨハネスブルグの中でもお金持ちが住んでいます。

 

ちなみに日本で言うマンションはアパートメント(Apartment)、一軒家はハウス(House)と言うことが多いです。

 

ヨハネ駐在妻用語⑤:メトロポリス、セントラル、リージェント

日本人駐在員が多く住んでいるアパートメントの名前です。代表的なのがこの3つ。当初は、何度聞いてもどこかどこだったら覚えられず・・・苦戦していました。(笑)

 

○○に住んでいる○○さん、といった風に紹介されたりすることも。覚えておくと便利。

ヨハネ駐在妻用語⑥:スマッシュ・アンド・グラブ

スマッシュアンドグラブ(smash and grab)は、車が信号待ちなどで停車中に、ガラスをレンガなどで割られて行われる強盗のこと。すごい響きですが、こちらも先輩駐在妻の方の口から普通に出てきました。なんの技?って感じですよね。

 

アメリカでは、店舗へのガラスを割る強盗でも使われますが、南アフリカでは基本的に車に対する強盗です。

 

停車中は特に気を付けたいですね。(といっても狙われたら最後な気もします・・)

 

こちらは2022年6月に掲載された、セントラル地区(CBD地区)で起きたスマッシュ・アンド・グラブの映像です。

WATCH: Shocking smash and grab in Johannesburg

信号待ち中に1人が車のガラスを割って、計9人の男性が車を囲み強盗に及びます。しかも、盗みが終わると彼らは何事もなかったかのように、それぞれ普通の通行人のようにゆっくりと歩いていきます・・・。一瞬の出来事。

 

ヨハネ駐在妻用語⑥:ディスク

ディスクは車につける保証書(?)みたいなもの。車のフロントガラスの左前に貼っておく必要があります。公式には、「licence(ライセンス)」などと呼ばれます。

 

南アフリカの政府HPにも説明があり、1年ごとに必ず更新しないと、違法となり罰金を支払わなくてはいけません。

Renew motor vehicle licence | South African Government

 

交通警察がたまに道路を一部封鎖してチェックしているので、軽視してはいけません。切れていると面倒なことになります。(ちなみに切れていなくても止まられ、いろいろないちゃもんをつけてお小遣いを稼ぐ警察もいます)

 

ヨハネ駐在妻用語➆:レッドカプチーノ

レッドカプチーノ(Red cappuccino)は、コーヒーではなく、ルイボスティーで作られているカプチーノです。ノンカフェインです。

 

ルイボスティー南アフリカが唯一の産地。多くのカフェで、レッドカプチーノが提供されています。日本人駐在妻からも人気。

 

南ア人はこれにたっぷりのお砂糖を入れて飲みます。甘くしないで呑んでいると、びっくりされることも。そもそもルイボスティーにも、ミルク+砂糖が定番です。

 

ヨハネスブルグ駐在妻が知っておくべきイギリス英語

番外編として、ヨハネスブルグ駐在妻が知っておくと便利なイギリス英語をご紹介します。南アフリカの英語は、イギリス英語がメインです。(アメリカ英語でも通じますが)

 

・Lift(リフト)

エレベーターのこと。Elevatorでは通じなくてびっくりしました。

 

・Bill(ビル)

お会計のこと。「Check, please」でも店員さんはくみ取ってくれますが、「OK. Bill.」と確認されることがほとんどです。

 

・Take away(テイクアウェイ)

持ち帰りのこと。カフェはもちろん、レストランで余った食事を持ち帰りたいときにも使います。「To go」はアメリカの表現。こちらでは「?」という顔をされます。

 

・To sit(トゥシット)

店内で食べること。他にも「Sit down.」「Sitting here.」などと表現できます。アメリカ英語では「for here.」ですね。

 

座ってコーヒーを飲んでいきたいときに、「Take away?」と聞かれたときには、「To sit, please.」で伝わります。

 

・Toilet(トイレット)

トイレのこと。日本人は、「英語でトイレはBathroomもしくはrestroomだから注意よ!」と刷り込まれていますが、(私だけでしょうか)、イギリス英語ではToiletが主流。restroomでも通じますが、「Oh, toilet?」と確認されることも。

 

・Trolley(トロリー)

スーパーマーケットにあるショッピングカート。アメリカ英語では「cart(カート)」ですね。アメリカ英語でtrolleyは「路面電車」を意味します。

 

・Chips(チップス)

フライドポテトのこと。レストランでは多くのメニューで「Chips or salads」が選べて、店員さんにどちらが良いか聞かれるので覚えておくと便利。アメリカ英語だと「French fries(フレンチフライ)」。

 

Sweets(スイーツ)

飴類、ラムネ類のこと。日本語のスイーツ(ケーキなど)とは違います。Candyよりもこの表現が多め。

 

・Ground floor(グランドフロア)

1階のこと。アメリカ英語だとFirst floorですね。

 

アパートメント、モールでも、1階(First floor)は、日本で言う2階にあたります。

 

・Holiday(ホリデー)

休暇のこと。Vacationはアメリカ的な表現。「How was your holiday?」は頻繁に聞かれるので、覚えておくと便利。

 

挨拶程度の場面なら、「It was great/good/fine/amazing.」など簡単に返せばOK。

 

・shopping centre(ショッピングセントロ)

いわゆるモール、ショッピングセンターのこと。Mallはアメリカ英語なので、通じませんでした。(発音の問題もあったかも?)

 

ヨハネスブルグ内には、有名なショッピングセントロがいくつかあるので、目印として覚えておくと便利です。

 

・Cheers(チアズ)

「乾杯」ではありません。イギリス英語では、「ありがとう」だったり「どういたしまして」だったり「じゃあね」だったりな~んか広い意味で使われている挨拶的な言葉です。

 

ヨハネスブルグでは、「Bye」といったら「Cheers」と返されることが高頻度です。

 

・Would love to~(ッドラブトゥ)

多くの日本人は「Would like to~/~したい」と習ってきたと思いますが、イギリス英語では何かと「Love」を使います。通じないわけではないですが、I`d love to~を使うと自然です。

 

・as well(アズウェル)

「~も」=「too」と習ってきましたが、イギリス英語では「as well」の方がよく使われます。英語がしっかり話せない私でも、便利でよく使う表現です。

 

「○○もなのよ」=「名前○○ as well」と文末につけるだけでOKです。

 

特別な表現を知ることで会話がスムーズに!

私が最初戸惑っていた、ヨハネスブルグ駐在妻が知っておくと便利な「言葉」や「イギリス英語」をご紹介しました。

 

すべて生活するうちに身につくことですが、あらかじめ知っておくと会話を遮らずに理解ができてスムーズかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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