気ままにヨハネスブルグ駐在妻

ヨハネスブルグ駐在妻のあれこれ

【原因と対策】駐在妻のストレス

【駐在妻 ストレス】の検索ワードは常に上位。駐在妻といっても人格はさまざまなので、駐妻生活を謳歌している方もいれば、ストレスと戦っている方もたくさんいるかと思います。

 

私自身、子無し駐在妻の頃、ストレスフルで暴走しかけました。何もやる気が起きない無気力状態に陥ったこともあります。今思えば、軽度のうつだったなと思います。(暗黒時代です)

 

駐妻生活6年目、たくさんの人を見てきた中で感じる、ストレスが溜まりにくい駐妻、ストレスが溜まりやすい駐妻の特徴をまとめてみました。そもそもストレスを溜めないために大事なことも、少しずつわかってきた気がします。

 

駐在妻のストレスの原因は?

世間的にはキラキラしたイメージの駐在ですが、ストレスがひどく、ストレスにやられて病んでしまう人もたくさんいます。

 

なぜ、駐在妻がストレスまみれになってしまうのか、その原因はあげたらキリがありません。そして、個人によってストレスに感じることは違うのだなと感じています。ここからは、あくまでも私の場合の駐在妻生活のストレスをご紹介します。

 

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・仕事ができず自己肯定感ガン下がり

個人的なストレス第一位は、「仕事ができないこと」です。ビザの関係や、そもそも夫の企業で妻の就労が認められていないことも多く、一般的に駐在妻は仕事がオープンにできません。(グレーゾーンは存在します=働けると思います)

 

仕事がなく毎日自由な暮らし。というのは、聞こえは良いかもしれませんが、人によってはアイデンティティを見失うことがあります。私はそうでした。

 

誰も認めてくれない日々。そもそも暇。日本の友人がキャリアを積み上げていく焦りと劣等感。帰国後のキャリアの不安。何も成し遂げられない自分にどんどん価値を見失い、自己肯定感が下がっていきます。夫のお金で生きていくことの不自由さも生まれます。

 

・心から信頼できる人がいない

駐在妻のストレス第二位は、本当に心を開ける家族や親友にすぐに会えないことです。駐在妻は新しい友達に出会えますし、それはそれで楽しいのですが、正直、学生時代から知っているような友達とはまた別のものです。駐在妻は、ちょっと間違うと噂の的になってしまいます。(まじです。)よって、心の底から気を許せるわけではありません。自然とみんな、上手く立ち振る舞っている感じです離れて暮らす家族のことも恋しくなります。

 

・ストレスになる人がいる

駐在妻のストレス第三位は、またまた人間関係。駐在妻生活では、本当にいろいろなタイプの方に出会います。中には、ストレスの原因になるような、変な人に出会うこともあるんです。

 

具体的には、チクチクと傷つく発言をする人、マウントが好きな人、悪口が趣味な人など。そういった人に出会うと、どっと疲れてしまいます。受け流せるタイプなら良いですが、間に受けやすいタイプだと辛いですね。気づかずそれが大きなストレスになってしまいます。

 

・英語疲れ

駐在妻のストレス第四位は、英語疲れ。堪能ではない第二外国語でのコミュニケーションはとっても疲れます。楽しんで英会話をするときもあるけれど、子育てで疲れているときは正直コミュニケーションを避けたくなります。自然と、英語のママ友とすれ違わないようにしてしまう自分がいます。なんだかダサいけど、仕方ないですね。

 

英語を頑張りたい自分がいるからこそ、思うように上達したい、聞き取れない、恥ずかしい言い間違いをしたといった状況が、とてもストレスになります。

 

・気軽に夜遊びができない

駐在妻のストレス第五位は、夜遊びできないこと。書いていて、これは一位でも良かったかもと思える内容です。笑 多くの国の駐在妻が、日本にいるときよりは自由に女だけで夜遊びができなくなります。世界を見ても、日本ほど安全な国はありません。特に私が住む南アフリカヨハネスブルグは治安の悪さから、頻繁には夜遊びができません。(ゼロではないのが救い!)そういったストレスからも、駐在妻は「あぁ、日本に帰りたい」と思うのです。

 

駐在妻のストレスは他にも、気軽に病院にいけない、サービスが(日本に比べて)悪い、日本の美容やサービスが恋しいなどなど、たくさんあります。挙げたらキリがないですね。

 

 

ストレスが溜まりにくい駐妻の10の特徴

そもそもストレスが多い環境で暮らす駐在妻ですが、人によってはストレスが軽めだったりします。ここからはそんなストレスが溜まりにくい駐在妻の特徴をご紹介。

 

1、頼り上手

生活面はもちろん、金銭面でも旦那に甘えなくてはならないのが駐妻。それが苦じゃない、むしろ「あなたやってよね!」「これ欲しいなぁ♡」と言える駐妻はストレスケアが上手。できたばかりのお友達にも、気を遣いすぎずに頼れるタイプもストレスに強い。

 

2、旦那にしっかり不満を言える

慣れない海外生活での怒りや不満を旦那にぶつけられるタイプは、小まめにストレス発散できてます。実は喧嘩が多い夫婦の方が、奥さんのメンタルは安定しているのかも。駐妻生活を健康に生き抜くには、我慢強くない方が良いんです。

 

3、打ち込める趣味がある

趣味がある女性にとっては、時間を自由に使える駐妻生活は天国です。ひたすら趣味の道を極めることができます。達成感の味わえる趣味だと尚良し。

 

4、語学を諦めている

日本語で生きていく!と開き直っている人はストレスに強いなぁと感じます。語学勉強に対する、焦りやプレッシャーがありません。駐妻生活の買い物、レストランくらいは勉強しなくても生きていけます。

 

5、リラックスするのが上手

たまにぼーっとする時間を設けて、頭の中をクリアにしてリラックスして過ごせる人もストレスケアが上手。忙しくしなくちゃ!と意気込まないタイプ。

 

6、小さな幸せを見つけるのが得意

これ見て見て!と小さな発見を嬉しそうに話してくれる人。綺麗な花が好き、夕焼けが好き、動物が好き、くすっと笑える動画が好きな人は、駐妻生活でも上手にメンタルケアできているなぁと感じます。

 

7、人は人、自分は自分

他人と比べないメンタルの持ち主はやはりストレスに強い!最強です。周囲からの評価を気にしないことって、日本にいても海外にいても、ストレス耐性高めるために大事。

 

8、自分を出せる

駐妻生活では新たな出会いがあります。そこですぐに本当の自分を出せる方は、ストレスを溜めにくいかも。協調性が高く、空気を読みすぎてしまう、相手の気持ちを考えすぎてしまうのは危険。

 

9、自分のストレス要因を知っている

駐妻がストレスに感じる要因は人それぞれ。孤独がストレスになる人もいれば、合わない人とも会わなくてはならないことがストレスになる人もいます。何が自分の感情を乱すのかを分析できている人は、ストレスフルな状況を避けるのが上手。

 

10、置かれた場所で咲こうとする

“結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。 “ (置かれた場所で咲きなさい Amazonの説明より)

駐妻生活の中で、キラキラ(悪い意味じゃなくて心からそう思う)している女性にもたくさん出会いました。みなさんこのタイプ。旦那のためについてきたのにっ!ではなく、そこで世界を広げて、自分のものにしている人。

 

ストレスが溜まりやすい駐妻の10の特徴

反対に、駐妻生活でストレスが溜まりやすい人の特徴はこんな感じ。私も昔はまさにこのタイプでした。

 

1、忙しく働いていた

忙しく働いていた女性ほど、結果がでない、誰からも認められない専業主婦生活のギャップに苦しみます。仕事していないと不安、仕事をしていない自分には価値がないとさえ思ってしまう状況から抜け出すのは、本当に難しいなと思います。

 

2、忙しいのが好き、暇が苦手

予定を詰め込むのが好きで、埋まれば埋まるほど充実を感じるタイプ。暇な時間が苦手。暇になってしまうと、不安や焦り、喪失感に襲われることも。

 

3、思考が止まらない

ぼーっとすることがなく、頭の中が常に考えでいっぱいな人は、未来に不安を抱きやすいし、疲れやすいです。リラックスするのが下手なタイプですね。

 

4、SNS依存症

朝から晩までSNS。海にいても山にいてもSNSから情報を得ようとしてしまう人。それが、誰かと比べて落ち込む原因になってしまうのかも。

 

5、駐妻になるか迷っていた

そもそも旦那の赴任について駐妻になるか悩んでいたというケースは、何があるたびに後悔がよぎります。「やっぱり来ない方がよかった」「旦那のせいで」という感情に。

 

6、趣味がない

打ち込める趣味がないと、1日が長いです。駐妻生活は、暇だと感じてしまうと虚無感に繋がります。達成感も味わえない日々。

 

7、我慢強い

我慢強いとストレスにも強そうですが、実は逆。ちょっとした不満があっても、我慢したり、自分で解決したりするタイプは、「これくらいは我慢しよう・・・」が続くと危険です。自分でも気がつかないうちにストレス過多に。爆発したときに、急に帰国を決める駐在妻も見てきました。

 

8、自立したい、旦那に頼りたくない

駐妻生活はなにかと旦那頼りに。そこに申し訳なさを感じてしまい萎縮してしまうとストレスになります。金銭面でも旦那のお金だから・・・というストッパーがかかりがちなタイプ。

 

9、受け流せない

駐妻1年生のときに、髪が明るすぎると先輩奥様に指摘され(本当にあった話)、ヤケになって、市販のヘアカラーで真っっっ黒な黒髪にしました。鏡で見るたびに嫌でした。当時は素直すぎました。こういった他人からの評価、小言を受け流せる人はストレスを避けることができるんだなぁと思います。

 

10、人付き合いが上手

空気が読めて、人付き合いも当たり障りなくできる。はたからみたらストレスフリーですが、人の顔色を伺って気を遣いすぎてしまう人は危険。「なんとなく疲れがとれない」という形で、心身に影響を及ぼします。

 

駐在妻がストレスを溜めない対策

ストレス過多にならないようには、その前に心構えというか、意識をしておくことが大事だなぁとつくづく感じています。例えばこんなこと。

 

・なるべく!他人と比べない

妬み僻みはストレスの元。他人と比べて焦らないように。でもこれって大人になってから頑張るのなかなか難しい。だから、なるべく!!!

 

・良い妻、良い母になろうとしない

素敵な奥様にならなくて大丈夫。海外で暮らしてるだけですごい!えらい!がんばってる!と自分を認める。

 

・社会と繋がる

専業主婦でいることがストレスなら、社会と繋がることで救われます。月に数千円でも数万円でも自力で稼ぐ、日本の友達のビジネスの手伝いをする、オンライン講座に出席して質問をする、ボランティアをする。これだけで、仕事をしないことでストレスを抱えている駐在妻は心が安定すると思います。要は、社会と繋がること、誰かの役に立つことが大事なのです。

 

・合わない人と距離を置く

狭い社会なので難しいこともありますが、できるだけそうした方がメンタルが安定します。

 

・悩んだら断る

いろんな予定がはいってくる駐妻生活。行くか迷ってしまうような、何か引っかかるものがあるなら勇気を出して断るのもあり。せめて、時間を短くするなどしましょう。合わない人と距離を置く、とも似ていますが、自分のメンタルが安定する人間関係の距離や頻度を見極めいくことが大事です。

 

・没頭できる趣味を探す

私の子無し駐妻生活1年目は、人との関わりがほとんどなく、趣味もなく、暇でどん底でした。2.3年目で没頭できる趣味を見つけて、ガラリと変わりました!わくわくするような趣味は、大袈裟ではなく人生を輝かせてくれます。そして、今の時代はどんなジャンルでも趣味を極めれば仕事になる時代です。料理でも裁縫でもスポーツでもダイエットでも、なんでも良いと思います。

 

・よく寝て、運動を習慣に

『毎日7時間ぐっすりだけどうつ病』とか『週2回ジムに通ってるけどうつ病』という人に出会ったことないと、精神科医の樺沢紫苑氏の本に書いてありました。身体が健康だと、心も健康。これって基本的なことで、みんな知っているはずなのに、学校や仕事などがない駐在妻生活では見失いがちです。

 

・「起こらないこと」に感謝する

日本のように平和な国は珍しいもの。悪いことがたくさん起こるのが海外です。それが日々起こらなかったことに感謝。幸せのハードルをひたすら下げることも大事。

 

・笑い話にする

海外で暮らすのは何かと不便だし大変。嫌な事件や出来事があると、さらに嫌な気持ちになります。そんな時は、日本に暮らす家族や友達に笑い話として話すのも◎

 

・良いところに目を向ける

日本は素晴らしいけれど、駐在国の素晴らしいところもたくさんあるはず。悪いところじゃなく、良いところに目を向けるように。セルフマインドコントロールとして、紙に書き出すのもおすすめ。

 

・ネガティブな発言をしない

この国、嫌い!駐妻生活にはうんざり!旦那がむかつく!そう口にしてしまったら、どんどん嫌になります。言霊の力ってあるなぁと思います。

 

SNSを見過ぎない

SNSは他人と比べてしまう原因に。できるだけ見ないようにするとストレス減。

 

・不満は小さなうちに吐き出す

嫌だったこと、困ったことは、夫のや気の許せる友達に都度報告しましょう。駐在妻の友達でも良いですし、日本の家族や親友でも良いと思います。不満が巨大化してしまうと、心身に影響がでてきます。気づかず、性格が荒れてしまったり、夫にキツくなってしまったりするものです。手遅れになる前に、不満は小さなうちにどんどん吐き出しておくことをおすすめします。

 

 

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