気ままにヨハネスブルグ駐在妻

ヨハネスブルグ駐在妻のあれこれ

海外の幼稚園に通ってみて驚いたこと【海外生活って大変?】

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さて今日は子どもたちが通う幼稚園のことを少し。

 

南アフリカヨハネスブルグには、日本人小学校はあるけれど、日本人幼稚園はありません。なので、通わせるなら現地の保育園か幼稚園ということになります。

 

選択肢は思ったよりたくさんありました。日本の幼稚園では教育方針がガラリと変わることは稀かなと思いますが、こちらではシュタイナー、モンテッソーリなどの選択肢もあります。

 

HP経由で連絡し、見学に行き、申し込むというのが多い流れ。日本人学校のように日本人の教員はいないので、英語でのやりとりでした。

 

その時のレスポンスの丁寧さ、日本人に対する態度なども入園を決める一つのポイントになりますね!

 

我が家は日本でも保育園に通っていましたが南アフリカの幼稚園に入れてみて日本と違うな〜と思ったことがたくさん!ので、思いつくままにつらつらと。

 

※あくまで私の子どもたちが通う学校のことなので、南アフリカの中でも違うケースはあります。

 

 

①年齢によるクラス分けではない

日本だと3歳クラス、年少・年中・年長などと年齢別に分かれていますが、通っている幼稚園には3.4.5歳クラスがいくつかあります。

 

1.2歳の子は別ですが、3〜5歳の子は同じクラスで活動をしています。刺激があって楽しそうです。

 

ちなみに最近読んだドイツについての書籍で、ドイツの小学校は縦割りだということを知りました。他の国でも、縦割りクラスによる教育はあるのかな?と、気になっているところ。

 

調べると日本でも縦割りクラスを取り入れている幼稚園があるそう。想像力を持って他者と接することができるようになるなどのメリットがあるとのこと。

 

②先生、生徒の名前は呼び捨て

学校から帰って子どもが「◯◯が今日ね」と先生や友達の名前を呼び捨てで話したときは、最初は戸惑いました。日本の保育園では、ちゃん、くん、先生をつけるのが当たり前で、それが丁寧?な印象を受けていたからです。日本人の感覚ですね。

 

海外では先生も子どももファーストネームで呼ぶのが普通。レストランや美容院の予約名だってファーストネームです。

 

先生は保護者の私にも「バイ〜、◯◯」と名前で呼んでくれます。何だか嬉しい!!

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③朝の傷チェックなし

保育園は3園経験している我が家ですが、どこでも朝の傷チェックは欠かせません。傷のケアだったり、園で増えた傷でないことの確認だったりするわけですが。

 

そんな細かいチェックは皆無!ささっとバイバイです。ちなみに学校で傷をつくったときには、大きめの傷の場合は教えてくれますが、かすり傷程度ならスルー。笑い

 

我が家はどんどん転んでおいで、友達とやり合うこともあるよね、と思うので気にしませんが日本人にとっては少し不安な部分かも?

 

④汚れ具合が半端ない

日本の保育園も汚れて帰ってきていました。ですが、汚れ具合が比ではありません!笑

 

赤土のような園庭だからか、洗濯機では汚れは落ちません。水を使ったどろんこ遊びや絵の具やラメを使ったアートの時間もあります。

 

日本の保育園でも絵の具を使っていましたが、テーブルの上のA4の紙に綺麗に書くことが多かったかな。なので、アートのダイナミックさの違いを感じました。

 

いいね!

 

それから、子どもが遊びの中で汚れても気にしない!精神が感じられます。公園でドロドロに遊んでいるのを温かく見守る光景もごく当たり前。

 

フォローしている南アのママインスタグラマーさんも、汚れて帰った娘の写真+よく遊んだね!そんな姿が見れて私は嬉しい!と投稿してたり。

 

なので、南アフリカにきて自然と私もそんな精神に変わりました。思いっきり遊んでたくさん汚れて来い!みたいな。後処理は大変ですが、、、

 

⑤記名しなくてok!

日本の保育園では何もかもに記名が必要。取り違い防止に大切なことですが、小さな靴下の記名方法に悩んだり大量のオムツ記名に疲弊した記憶があります。

 

南アフリカでは水筒には記名しますが、洋服や靴などの記名は強制されません。

 

先生はなんとなくで覚えられているようで、靴を間違えられたこともあります。笑

 

間違われたくないものは、しっかり記名するのがおすすめ!

 

⑥先生の服装、髪型は自由!

南アの幼稚園の先生は、日本のように統一された格好(ポロシャツ、トレーナー、ジャージみたいな)だったり、エプロンを巻いていたりはしません。

 

パーソナリティを感じる、それぞれ好きな服装をしています。タトゥーがある先生もいます。そもそものヘアカラーが違うので、もちろん髪の色も自由!派手で可愛い先生もいます。朝は、コーヒーを飲みながらお出迎えしてくれる先生もいます。とにかく自由。

 

日本は“先生らしく“いることを求めますよね。そこは変わっても良いのでは?と思う部分。先生も一人の人間だし、個性出してもいいよね。

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⑦自分の誕生日は自分で準備

南アフリカに限らず、海外あるあるだと思いますが、自分の誕生日には自分でパーティーを開催します!

 

幼稚園の場合には、保護者がカップケーキなどのデザートを人数分用意したりします。

みんなへのちょっとしたギフトを用意してくれる保護者もいます。

 

カップケーキなどのデザートは市販のものでも手作りのものでもOK。これも日本の教育シーンではありえなくてびっくり!手作りしたものを学校に持ち込んでみんなで食べるなんて、日本の幼稚園では食中毒などのリスクを考えて許可しないはず。寛大な国です。

 

⑧女の子はドレスアップ⁉︎

日本の保育園では、女の子も男の子も動きやすさ重視の恰好をしていました。園からもそのような指定があった記憶。

 

が、南アフリカでは女の子がとっても綺麗なワンピースを日々着ていることにびっくり!④でも書きましたが、とにかく汚くなるのに、、、すごい。

 

子どもの希望を尊重する、ということなのかな?公園でもスカートの女の子が遊具をがんがん登るので(直接パンツ丸見え)個人的にはドギマギ?します。(日本人の女の子は、スカートのときに中にスパッツを履いていることが多い印象)

 

もちろん、南アフリカではおしゃれはワンピースを着ていてもドロドロになって遊ぶことを止めません。

 

⑨成績表が存在する

学校によるかもしれませんが、子どもが通う南アフリカの幼稚園には成績表があります。

 

日本の幼稚園だとかなり珍しいですよね。日本でもインターではあるそうです。しかも、何ができて何ができないのかかなり細かく表記されています!

 

コメントもしっかり読み応えのある量。これを一人一人に書いてるのかと思うと、先生ありがとうの一言。

 

コメントの内容は、日本のようにオブラートに包んだものではなくズバッと書いてあります。笑 我が家は英語でのコミュニケーションについてできない部分が多いので、なるほどなという感じの内容でした。

 

⑩ホリデーが長い

幼稚園に限らず、学校も会社もお店もホリデーが長い南アフリカ

 

大きなホリデーは6月と12月にあります。6月は約3週間、12月は1ヶ月ちょっとが国全体的にホリデーな雰囲気。長っ!!!!

 

今回も1ヶ月幼稚園がお休みで、疲弊しました。楽しいんだけどね。楽しいんだけど、、、うん。親は大変です。

 

ホリデー中も一定期間スクールを開校するケースもあります。他の施設のホリデーケアに通うこともあります。

 

日本にいたときは働いてるから保育園に預けていたわけで、、、働いている親たちはどうやってこのホリデーを乗り越えるのかな。でもその分、先生もしっかりお休みできるてるってこと。日本の保育園の先生は長い休みなんてとれないですよね。

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以上ー!

ぱぱっと考えただけなのに、10個も浮かんで自分でもびっくり。日本とは本当にいろいろ違うなぁ。どちらが良い、とかはなく、どっちも素敵。南アフリカにきて子どもの成長をとても感じます。

 

日本、南アフリカ、共通して言えるのは、先生たち本当にありがとうございます!!!

ってこと。こちらの幼稚園でも先生は7時台には学校にいます。準備を含めたらもっと前なはず。近くに住んでいるわけではないから、家を出るのはまだ空が暗い頃です。

 

発表会も全力で取り組んでくれて感動しました。南アフリカでも幼稚園の先生の給与は決して良くないと聞いています。つらい現実。これからも子どもたちが安全安心で暮らせるように、世界的に保育や教育シーンの方々がもうちょっと働きやすくなるといいなぁ!

 

 

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